小布施のジャズ喫茶 BUD

♪日々好音の穀蔵空間で薫り高い神戸萩原の炭火焙煎コーヒーを♪

音を聴く「スカルラッティのソナタ」

音楽はほとんどレコードとCDで聴いているが、
その大半は手持ちのもので新たに買い求めたもは少ない。
それでもその全部を聴いているわけでなく、
しかもある程度は傾向が決まっている。
中にしばらく聴いていないものを引っ張り出して、
結果として処分を決めることもある。
あるいはその良さにやっと気づかされるものもある。
今日聴いたクララ・ハスキルの「スカルラッティのソナタ」は、
まさにそんな一枚だった。
こうした気付き、ささやかな発見との出会いは、
音楽を聴く喜びの一つになっている。
それは考古学者が長年保管していた骨が、
恐竜のものだと気がついた瞬間に訪れる感動に似てる、かな。
ハスキルは演奏と曲の素晴らしさを同時にもたらしてくれた。
そこで、手持ちの中から「スカルラッティのソナタ」を
アリシア・デ・ラローチャとマルセル・メイエで聴いてみた。
たおやかなラローチャ、きっちりとしたメイエ、個性が際立つ二人。
ともに好きなピアニスト。





音を聴く「心で聴く」

先日、バドで蓄音機を聴いたときのこと。
クラシック、ジャズ、歌謡曲、シャンソンなど、
それぞれ持ち寄ったSPを楽しみました。
その中に、3種類の「テネシーワルツ」がありました。
パティ・ペイジ1950年録音、ジョー・スタッフォード1951年録音、
江利チエミ1952年録音 のSPです。
聴いた感想ですが、僕はジョー・スタッフォードの洒脱なジャズフィーリング
が好きだなあと漏らしたところ、Kさんは江利チエミが好きだというので、
意外だなと思っていると、
「一生懸命さがなんともいえずとてもいい」とおっしゃる。
Kさんの音楽好きは自他ともに認めるところですが、
いつも心で感じたことを大切にして、
正直な気持ちで聴いているんだと、
微笑ましくも感心してしまった。
趣味はこうでなくっちゃね。
 

今日の出会い「白土三平」

座右の書はないが、読み終わってもしばらく
棚に置いておきたい、という本はある。
白土三平著「土の味」「風の味」はそんな本です。
この本の魅力は、素晴らしい写真とともに紹介された、
海浜山野の労働現場で採られ作られた
「生(き)の味」にあるのはもちろんですが、
それと共に氏の味わい深い文章も楽しめるところにある。
一言で言えば文明の進化と野生の退化、
人間も自然の一部という当然の真理を忘れ、
気づかずに生活していることに対する地に着いた洞察です。

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最近こうしたいい顔に出会わなくなりましたね。


今日の出会い「モーツァルトと即興演奏」

フリードリヒ・グルダ
モーツァルト 「ピアノソナタK.545」
モーツァルトは当時、最高のピアニストでもあった。
その演奏は、美しい音の技術と共に、
即興演奏によって人々を魅了し人気を博した。
即興演奏の面白さを聴衆は 求め評価した時代だった。
彼が亡くなったとき、ウィンー子はモーツァルトのピアノを、
もう聴くことができないと悲嘆に暮れたという。
(そこを埋めるように現れたのがベートーヴェンだった)
ウィンー子が聴いていたモーツァルトの演奏 を
聴くすべはないが、当時の熱狂を再現できるような
音楽家が出現しないものかと、朝から夢を見てしまった。 

ジャズの醍醐味 トミフラ「オーヴァーシーズ」

トミー・フラナガントリオの「オーヴァーシーズ」は
紛うことなくジャズの醍醐味を聴かせてくれる。
小気味よくスウィングするトミフラの心地よいピアノ。
脇を固めるリトルの分厚いベース。
そして縦横無尽、思いのまま奔放にブラシを振るうエルビンのドラム。
これはもう実にスリリングなライブ感覚に浸るような気持ちになる。
エルビンがブラシワークで叩き出すビビッドな躍動感は、
底知れぬパワーを秘め、時にマグマのように噴き上がり突き上げる。
ブラシが生き物のようにドラム上を跳ね踊り、
そして叩かれ弾かれた音もまた、
生き物のように地を這い空中で舞う。
かと思えば、エンディングにシンバルが震える繊細さはどうだろう、
エルビンの息遣いが音になって聞こえてくるようだ。
ドラムから命ある音を引き出せたのはエルビンをおいていない。
ジャズが第一級の芸術であることは、このアルバムを聴けば肯けると思う。

 

臨時休業のお知らせ

誠に申し訳ございませんが、
10月29日 日曜日
臨時休業いたします。


総選挙を前にして

22日は 総選挙。
日本の行く末が決まります。
安倍は頭が悪い個人的な劣等感の屈辱を晴らし、
自己の優位を確立せんがために、
抑圧的な政策を実行しようとしている。
今まさに、国民はその犠牲になりつつある。
恐らく安倍が先導し扇動する空っぽの泥船に、
大多数の空っぽの人が乗り込み、
日本は沈んでゆくのでしょう。
あまり気持ちのいい風景ではありません。
年老いてそんな日本に立ち会うとは思っても見ませんでした。
バカな選択を見届けるのは悲しく腹立たしいことです。
対抗軸がフガフガニヤニヤした前原のような者しかいないのでは、
どうしようもありません。
唯一良かったのは枝野幸男がリベラルの核心になる可能性をみせたこと。
次の選挙までに大きく成長して欲しいものです。
 

秋はズート・シムス

急な冷え込みに暖かいものが欲しくなりますね。
煮込んだシチューやスープの深い味わいは身も心も温まります。
そんな味わいの音色一筋でプレイし続けたズート。
ズートの代名詞といえばよく歌いスウィングするウォームトーン。
50年代からのモダンジャズコンボのプレイは前衛とは無縁で、
85年59歳で亡くなるまで30年以上、
一貫してよく歌いスウィングするウォームトーンを熟成。
しかも粋でモダンなプレイだからこそ誰からも愛された。
個人的にはミディアムテンポからスローなプレイが好きです。
大酒飲みと言われていますが・・・
ズートもアート・ペッパーもパーカーも音楽がよければよし。

曽野綾子著「夫の後始末」

新聞広告を見てとっさに思った。
ちょっとちょっとその題名はないだろう。
どうも後味の悪い言い方じゃありませんか。
まさかイヤミではないでしょうが。
さらにですね、◆「奉仕」とは排泄物の世話をすること、
と言う一章があるようですが・・
この奉仕という言葉も気になりますなあ。
ま、いずれにせよこんな勇ましい言葉を吐くような人に、
後始末されるのは御免被りたい。
というのが僕の希望です。

ついでに言っちゃいますが、希望ってハカナイ淡い憧れの期待感。
それを個人が持つのは自由。
でも、希望を公党が媚薬のように振りまくのは子供ダマシならぬ大人欺し。
だから、そんな名前を政党につけるセンスって分かりません。

原発補助金拡大

原発30キロ圏内まで補助金拡大。
2017年度から支払われる仕組みに変更。
しかし、経済産業省 は変更したことを報道発表していない。
同省ホームページでのみ閲覧はできるが、
出来るだけ国民の耳目に触れさせまいとする 国の姿勢あらわ。
そっと後ろ手に配られる明日なきつかみ金。
これが国策事業のありかたなのか。
安倍の手で日本人の心が汚されている。 
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