小布施のジャズ喫茶 BUD

♪日々好音の米蔵空間で薫り高い神戸萩原の炭火焙煎コーヒーを♪

2010年12月

年末年始の休業について

今年もご愛顧いただき誠にありがとうございました。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。
年末年始の休業は下記の通りです。
12月31日(金)から1月4日(火)まで休業
1月5日(水)より営業致します。

鳴り過ぎないオーディオ

開店以来13年間、十分満足にこれといった不足もなく聴いてきたバドのオーディオなのですが・・。時に、人間は欲という魔が差すことも、そして僕もしかり。前に書いたとおり、デコラのスピーカーコード交換は大失敗。音質は向上しましたが、音色・音味が馴染めなく落ち着かないという結果でした。同様にメインスピーカーのヴァイタボックスもスピーカーコードを交換してみようと。動機は単純、もっと良くなる(よく鳴る)んじゃないかという欲から出たこと。では、こちらの結果はどうだったかというと、交換前と比べシンバルとベースの響きがよく聞こえるようになりました。つまり、音域の情報量が増え、さらに音がぐっと前に出てきたのです。こう書くとよいこと尽くめのようですが然に非ず。この音が意外にも耳にうるさい、と感じてしまう結果に。ヴァイタの音は抜けよく長時間聴いても疲れないスッピンの良さが特徴。元通りのさりげない音に戻し、もういじるのはやめることにしました。元に戻ってホッと安心し落ち着きましたよ。音は鳴り過ぎるとうるさく疲れますね。今回のコード交換は、欲がほどよいバランスを崩し、平常心を乱す格好の例となったようです。何事も欲張らず「過ぎたるは及ばざるがごとし」でいきましょう。

A-7の箱にヴァイタボックスのホーンドライバーS2・ウーハーはAK156。
ネットワークはウェスタンのオイルコンとトランス。
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たぁくらたぁ 22号発売

年末のご挨拶に森貘朗さんを訪ねると「たぁくらたぁ」22号が置いてあった。「昨日、野池さんが来てね」、持ってこられたと。ついて出た言葉は「『たぁくらたぁ』は、たぁくらたぁでなくなってきたなあ、たぁくらたぁ(のんきもの)なのはオレだけだ。確かに記事は今日を憂い明日をも憂いている。特に若者の深刻さは、小西和実さんの記事にあるように「世の中これでいいのか」という自分自身にのしかかった鮮烈な問題意識に、「どうにかしなければ」という真剣な態度に如実に現れている。しかし彼の素晴らしいところは、問題解決を地域の老若男女の仲間(コミュニティ)と共にして、新しい時代にふさわしい社会を創っていきたい、という願望があること。若い人のそのような姿勢と意気込みにこそ、明日への希望があるように思えてなりません。「たぁくらたぁ」に若い人の希望をこれからも載せてほしいですね。
◇「たぁくらたぁ」は毎号BUDで発売しています。

「たぁくらたぁ」22号発売
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デッカ「デコラ」

デッカ「デコラ」はBUDの宝物。古いSPから新しいレコードまで(但しモノ)なんでもよく鳴ります。つい最近使われているスピーカーコードを古い単線に換えてみました。ところがどうでしょう、高音がきつく、堅くてうるさい音になってしまいました。換えた理由はオリジナルがビニール被膜だったからです。ビニール被膜のコードは音が良くない!と頭で決めた先入感があって、いつかは換えてみたいと思っていました。しかし結果は全く裏目に出ました。安心して音を聴いていられないのは、落ち着かないことこの上なしです。さらに悪いことに、オリジナルのコードを捨ててしまったのです。ああなんということを、と思っても時既に遅し。覆水盆に返らずです。そんなこんなで居ても立ってもいられず、取り敢えず単線は外し、布被膜の撚り線にしてみましたが、多少の改善は見られたものの、「デコラ」オリジナルの音には復しません。ビンティージ・オーディオはそれが創り出された当時の完成度が、コード一本によって歪められ、バランスが崩れてしまう、ということが本当によくわかりました。オーディオはトータルバランス。

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キープ・イット・ムーヴィング

クリス・バワーズのCD「ブルー・イン・グリーン」は買ってから毎日、開店の準備をしながら聴いています。一曲目が「キープ・イット・ムービング」、軽く絶妙なタッチで、ホワッと空間に漂うマシュマロのように柔らかい出だしの音色は、意表を突く個性的な鳴り方で、聴くたびに新鮮な驚きを憶える大変印象的な演奏です。この曲はウイントン・ケリーの「ケリー・ブルー」に入っていて聴き慣れていました。しかしボビー・ジャスパーのフルートをピアノに置き換えたような、バワーズの表現力豊かなプレイはまた違った魅力をこの曲にもたらしているようです

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