小布施のジャズ喫茶 BUD

♪日々好音の米蔵空間で薫り高い神戸萩原の炭火焙煎コーヒーを♪

2013年08月

マリア・ユーディナ(Maria Yudina)

マリア・ユーディナはロシアの女性ピアニスト。1899年9月9日~1970年11月19日
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%A4%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8A (ウィキペディア)
この人のレコードを欲しいのだが、
少ない(良盤はさらに少ない)高いで入手できないでいる。
今回、16枚組のCDが発売されたので早速聴いてみた。
バッハ4枚、モーツァルト3枚、ベートーヴェン5枚、シューベルト2枚、ブラームス1枚、
ムソルグスキイ・チャイコフスキイ1枚、計16枚という構成。
すばらしい!バッハでは平均律がとてもいい(好きな曲だし)
晩年のゴールドベルグはしみじみと味わい深い演奏。
沈着冷静、軽く浮かない、真面目直向に弾いているのだが、
好きで楽しいといった感じが伝わってきて、
バッハは伸びやかでけっこう明るいように聞こえる。
鍛え抜かれたタッチ、曲想によって慎重に磨かれた
音の響きは次々と空間に放出され音楽となっていく。と、いった感じだ。
モーツァルトは14番のソナタは好きだな。
20番のコンチェルト第二楽章はゆっくりとしたテンポが印象的ですばらしい演奏。
実に11分44秒。ちなみにリヒテル10分18秒、ミケランジェリ9分35秒、ハスキル8分31秒。
23番のコンチェルトも同様ですばらしい。玉音が鏤められている。
さて、次はベートーヴェンだ。5,12,14,16,17,22,27,28,29,32番のソナタ10曲と、
4,5番のコンチェルト2曲が収録されている。ディアベリ変奏曲はない。
大いに残念なのは曲によってライブレコーディング録音が良くない。
しかしなんという個性、独特の個性。音が息をしている。
弾き手と音が一体になって息をしている息遣い音遣いが聞こえてくる。
歌っているように呟いているように。
ベートーヴェンの音符にユーディナの魂が宿っている。

今朝は秋の訪れ

今朝はすっきりとした空気が高原のようで、
傾いてきた陽射しが差し込んで、洗濯物の影を映し込み、
青空に秋を告げる雲が浮かんでいました。
炎熱の猛暑にうだった今年の夏が去って行きます。
ほら、稲も黄みを帯びてきましたよ。

IMG_0041

IMG_0047

藤圭子哀悼

藤圭子は葬儀もなく火葬だけが前夫立ち会いで行われたという。
この際、私生活は聞くまい言うまい。
一ファンとして好きな歌手だっただけに天を仰ぐ気持ちだ。
残されたアルバムで歌を聴き偲ぶよりほか何もできないが、
彼女を聴いた後、ビリー・ホリデイの歌を捧げた。

IMG_0027

藤圭子亡くなる

藤圭子が亡くなった。享年62歳。
死因が報道によるものとすれば悲しい。
藤圭子の歌との出会いは意外なところだった。
'70年(昭和45年)だったと思う。
友人と年末の京都を旅し、大晦日にジャズ喫茶「BIG BOY」に入り
ラストに掛かったのが藤圭子のアルバム
~「新宿の女」☆演歌の星/藤圭子のすべて~だった。
このときの驚きは今でも昨日のことのように憶えている。
ジャズ喫茶で演歌はアリなのか!
大音量の藤圭子の歌声のなんというすばらしさ!
僕は東京に帰るなり新宿の「新星堂」で同じLPを買った。
そして、あのときの感動を今に聴き続けている。
安らかなご冥福を祈りたい。

IMG_0039



ズザナ・ルージチコヴァー(Zuzana Ruzickova )の平均律

チェンバロ: (独)Cembalo
ハープシコード(英) (harpsichord)
クラヴサン(仏)clavecin
チェンバロは馴染みの薄い楽器。
実物は見ることも聴くこともめったにない。
聴くのはCDかレコードになるのだけれど、
再生音の限界なのか、
金属製の弦をピックで弾く音はときに騒々しく、
自動演奏機のようでどうも馴染めない。
そう思っていたところ、ルージチコヴァーの
平均律を聴いたトタン、アレルギーが緩和された。
硬い緊張した高音が抑えられ、少し重めの穏やかな
鳴り響きはゆったりとして、落ち着いて聴くことができる。
演奏はオーソドックスでハッとするような個性は感じないが、
淡々と落ち着いた演奏は、バッハの音楽と聴くものを
結びつける親和力がある。

IMG_0030

IMG_0029

バーベキュー

お盆休みが終わりました。
お盆休みだからといって忙しいわけではないのですが、
期間中にわざわざお越しになる方がおられるので、
7日から18日まで12日間休みませんでした。
最終日の18日は穀平みそさんのバーベキューに参加し、
小布施サマースクールに来ている高校生のみなさんとともに、
一夜をたのしく過ごしました。
それにしても今年の熱暑はいつまで続くのでしょうか。

IMG_0053

IMG_0068

桜井甘精堂「泉石亭」新装

改築で昨年12月から休業していた桜井甘精堂「泉石亭」が
完成して9月から新装オープン予定です。
小布施の食事処がますます充実進化しています。

IMG_0033

IMG_0038

IMG_0040

ウィントン・ケリーを聴きたけりゃ

ウィントン・ケリー(1931.12.2~1971.4.12)を聴きたいときは、
ズバリ「ブラックホークのマイルス・デイヴィス 1961.4.21
実録(ライブ)ものの臨場感に躍動する素晴らしいスウィング感は胸をすく。
クリーンなタッチによる歌心あふれるプレイの連続をよくぞ記録してくれました。
絶好調ノリノリのプレイにマイルスもニコニコしながら、
ソロプレイの時間をたっぷり与えているように思われてならない。
ついついボリュームは上がりライブは正にリアルタイム。
レッド・ガーランドを嚆矢にして、マイルスクインテットの、
モダンジャズクラシック最良のスタンダード最終盤の感。
ケリー生涯最高のパフォーマンスここにあり!
それにジャケットのカッコイイこと。

IMG_0027

IMG_0028

IMG_0029

ジャズはジャズらしく

ジャズはジャズらしく。
といっても、僕限定(つまり独断と偏見)のらしくですが。
さて、12月12日(木)にBUDでライブが決まった

Big Catch』 浜崎航ミーツ松本茜

Wataru Hamasaki meets  Akane Matsumoto Trio
http://akanejazz.com/akanejazz/Discography.html
このCDのライナーノーツにさりげなく
ジャズはスウィングとブルースが大事だと。
それに向かって果敢にチャレンジしている
二人の熱い心がなによりもうれしい。
ベートーベンやショパンで引きつけられないクラッシックはつまらないし、
スタンダードでジャズの醍醐味を聴かせられないプレーヤーは本物じゃない。
ジャズッポイのは安ッポイ。
IMG

IMG_0001

サムイル・フェインベルクのバッハ平均律曲集

サムイル・エヴゲニエヴィチ・フェインベルク
Самуил Евгеньевич Фейнберг ; Samuil Evgenyevich Feinberg
1890年5月26日~1962年10月22日)
~バッハ:平均律クラヴィーア曲集~メロディヤ( Melodiya)レコード
録音:1958~1961

何人かの平均律を聴いた。
グールド、フィッシャー、テューレック、リヒテル、ユーディナの演奏を。
これらは全部ピアノによる演奏。
チェンバロはなんであれ性に合わないから滅多に聴かない。
それぞれによさがあり、そのときどきにいい演奏に出会ってきたけど、
その中で今、気に入っているのはフェインベルグ。
かたさのない明確なタッチ、ほどよい緩急強弱の流れ、
そこから紡ぎ出される音楽は
なんとやわらかく美しく響くことか。
RIMG9740

RIMG9741

記事検索