小布施のジャズ喫茶 BUD

♪日々好音の米蔵空間で薫り高い神戸萩原の炭火焙煎コーヒーを♪

2014年03月

春の山野草・花の三姉妹

バドの庭にミスミソウ(雪割草)が咲いています。
数株の内、南側の日当たりがいいところから咲き始めました。

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水辺のリュウキンカは葉が出始めました。
この緑色の鮮やかさは春そのもの、陽を浴びて光っています。
昨年の開花は4月11日。

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日陰に植えてあるヤマシャクヤクも葉が勢いよく地面を割って出ています。
昨年の開花は4月18日。

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この三つの山野草はバドの春を彩る三姉妹です。

スカイラーク SKYLARK

スカイラーク 「SKYLARK 」  揚げ雲雀(ひばり)
ジャズのスタンダードナンバー 1941年
作詞 ジョニー・マーサー
作曲 ホーギー・カーマイケル

この曲はローランド・ハナの「ドリーム」に入っているのを聴いて好きになりました。

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しかしですねえ、このすてきなスローラブバラードの曲調がどうもヒバリの、
とくにその鳴き声がもたらす印象と合致しないんですよね。

漱石はその鳴く様を「草枕」でこう書き表しています。
「せつせつと忙しく、絶え間なく鳴いている。方幾里の空気が一面に蚤に
刺されて居たたまれない様な気がする。あの鳥の鳴く音には瞬時の余裕もない。
のどかな春の日を泣き盡くし、泣きあかし、又鳴き暮らさねば気が済まんと見える」と。
蚤に刺されて・・云々はおもしろく笑ってしまいました。

でも、せつせつと恋の相手を求めて鳴く音に、
自分の気持ちを重ねた詞は分かりますね。
そう、曲は詞から生まれました。
と思いきや、マーサーはカーマイケルから曲を得て一年の後、
やっとの思いで作詞したそうです。

歌詞

Skylark, have you anything to say to me?
Won't you tell me where my love can be?
Is there a meadow in the mist
where someone's waiting to be kissed?

Skylark, have you seen a valley green with spring
where my heart can go a journeying
over the shadows and the rain
to a blossom covered lane?

And in your lonely flight
haven't you heard the music in the night,
wonderful music,
faint as a will o' the wisp, crazy as a loon,
sad as a gypsy serenading the moon.

Oh, skylark, I don't know if you can find these things
but my heart is riding on your wings.
So if you see them anywhere
won't you lead me there?

訳詞はインターネットで調べて下さいね。
そして、たくさんの演奏をユーチューブで是非聴いて下さい。
滋味溢れる親しみ深い名曲には名演も多いですよ。
jazz skylark で検索して下さい。

ローランド・ハナさんの最後になる愛弟子ジェブ・パットンが
奥さんでヴォーカリストの一恵さんと、ローランド・ハナさん
最後のライブ地、小布施「BUD」に6月14日に来て
ライブをします。皆さん是非聴きにきて下さい。
http://kazuepatton.wix.com/jazzkaz#!event/c23h3

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http://www.jebpatton.com/

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http://kazuepatton.wix.com/jazzkaz#!music-japanese/ckee

春うらら

23日、朝の冷え込みは早々にどこへやら。
春の日差しが大地にふりそそぎ、
樹木は蓄えているエネルギーを
発芽させようとじっとそのときを待っている。
剪定されたリンゴの樹々の中、
遠く霞んでいる残雪の飯綱・黒姫・妙高山を眺め、
のどかな春を歩いていると、
気持ちがのびのびして足取りが軽くなる。

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2月11日以来、小布施まで歩いて行く。
その間の大雪と寒さで長かった今年の冬も、
お彼岸を迎えやっとというか、
やはりお彼岸が来ないと、
春はうららにならない北信濃。
寒さと暗さは時が片付けてくれるまで待つしかない。
春の小布施に観光客の姿が少し増えてきて、
シーズンの始まりを告げている。
もうすぐ春は一気に爆発しそうだ。

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E7系

長野から東京へ、東京から長野へE7系で往復。
北陸新幹線に使用する新車両は、
揺れ振動共に少なく実に快適でした。
【あさま】に乗車して40年。
3時間半の特急は今や1時間半を切る新幹線に代わり、
歳を取り世のスピードに追いつけない恩恵を、
今日はE7系の乗り心地とスピードで浴しました。

東京への向きは友人の病気見舞い。
虎ノ門病院なのですが、ここを訪れるのは45年ぶりぐらい。
その昔ここのオペ室でアルバイトをしたことがありました。
当時の記憶は断片としてあるだけですが、
オペ室の看護婦さんらと飯綱山に登ったことが楽しく
懐かしい思い出として残っています。
新橋駅から歩いていったのですが、辻辻に飲食店がひしめいて、
昼を食うにもどこへ入ったら迷うばかり。
歩いていると硬いビルの中に二階建ての日本家屋が目に飛び込んできて、
砂場という蕎麦屋だとわかった。
注文したのは白エビ天のせいろ。
蕎麦も天ぷらもなかなかの味で美味かった。

もう一件の用事はオーディオのメンテナンスを打ち合わせするために。
レコード再生のためのオーディオ。
高く険しい山の頂上に素晴らしい展望があるように、素晴らしい音に出会うには、
そこにたどり着くまで案内してくれる豊かな経験と技量を持った案内人が必要です。
そんなかけがいのない達人をお訪ねし、相談と打ち合わせをしてきました。

春が来た

南北に長い長野に春が来たといっても、
雪深い飯山以北にはその実感はまだないかもしれません。
2月の大雪以来、冬の寒さが長引いていましたが、
以来1ヶ月が過ぎ小布施周辺は雪融けが進み、
一部を残してほとんど消えました。
それとともに空気も和らいで、ようやく冬の寒さから
春先の寒さへなってきたなあ、と感じられるようになりました。

東北大地震から3年、人も土地も晒されたまま放り出されているような
状態がづっと続いているような気がしてなりません。
国や東電は原発事故を起こした責任をないがしろにしています。
この冷たさには怒りを覚えずにはいられません。
このままで、オリンピックだ!東京再開発だ!などと、
政府はことさら東北と原発難民から目をそらそうとしていますが、
都民の皆さんは東北をあのままにし、浮かれて莫大なお金を使って平気なのかなあ。
それで同じ日本国民だなんて、ずいぶん薄情じゃありませんかね。
困っている東北の人に対する日本人の祖国同胞愛なんてそんなものなのだろうか。
本物の愛国心はこういう時にこそ、その真価と正体が問われるようですよ。

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藤井貴宏さんのコンサートを終えて

二夜連続のコンサート当日は、
強い寒のもどりで心配だった雪が降らずほっとしましたが、
冷え込んだ夜空に星が光って三月とは思えないような寒さでした。

40名の聴き手の耳と目線を正面間近に受けながらの演奏は、
狭い室内をことさら小さく感じさせて、
さぞかし緊張した時間だったとことと思います。
しかも、じっと静けさを保って一挙一動を見つめられ
聴かれているとあっては、さすが藤井さんも演奏の合間に
静かなことに感謝しながらも、張った空気を和らげるような
話を入れて笑いを誘っていました。
その話しぶりには、5年というドイツでの修行で培った
人間としての成長ぶりが表れていました。

どんな音楽ジャンルにかかわらず、いつも音は演奏家の魂だと、
そうでなくては音楽は聴き手の心にとどかないのではないか。
と、そんなふうに思うとも思わずしながら、その善し悪しを
自分に合わせて聴いています。

藤井さんのオーボエを聴き始めて何年になるでしょうか。
そして何回聴いてきたことでしょうか。
その都度、藤井さんはいい意味で変化してきたように思います。
そして、その変化が成長という形としてはっきりと示されたのは
今回が初めてのようにぼくには感じられました。
それは身体という器から不足のない安定した音が出てきて、
整った心技体の初形が現れたといってもいいかもしれません。
ちょっと大げさに言えば、演奏家藤井貴宏が誕生した場に
居合わせたとような心持ちがしました。
数多の才能がひしめく世界で一人前になるのは大変でしょうが、
そこを突き抜けベルリンフィルに入ってもらいたい。
今後の活躍を心から期待して、次回を楽しみにしたいと思います。
2,3年後また来てくれるとうれしいですね。

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オーボエとピアノの夕べ藤井貴宏(オーボエ) マティス・ファイト(ピアノ)

オーボエとピアノの夕べ 藤井貴宏(オーボエ) マティス・ファイト(ピアノ)


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