今回の福島原発事故で、国は国民のためにあるのではない。ということがよーくわかったね。原発は国策で安全だからなーんも心配いらねえ、安心してけろ。安心しねえ奴は、村でも会社でも役所でも大学でも村八分だ。ところが事故したら、安全だと言ってきた原発がとーにかく危険だから、つべこべ言わず早くこの村出て行けと言ってきたもんだ。ひでえ話じゃじゃねえか、放射能の何が危険なのか話も何もせんどいてよ。放射能汚染の測定値も教えんで、家も田んぼも牛も置いて、ただ逃げろ離れろと言うだけだ。国はこんなにも住民を馬鹿にし知りたいことをひた隠す。ただただ責任を逃れるためによ。それは原発の事故によって被災者に、国はあろうことか人でなし(事実を隠し嘘つき被災者を騙し欺く)をするということなんだ。菅よお前は国民全体の奉仕者たるに公僕の親分に過ぎん。公僕は「国民全体の奉仕者たるに相応しくない非行のあった場合、懲戒処分される」 という身分なのだ。主(あるじ)たる国民を危険な目に遭わせ、その上何がどう危険なのかも教えようとしないで、国民を愚か者扱いにする態度は、「国民全体の奉仕者たるに相応しくない非行」であり、国民にとって最も危なっかしい行いをしている人間だ。今回の原発事故で政官業の責任者は国民が納得できる責任を取ることはないだろう。政治家は今回も当然の顔で政党交付金を受け取った。東電の役員は全員辞表し退職金を辞退したという話は全くない。こうした連中は本来なら即刻退場し沙汰あるまで謹慎蟄居するのが当然だが、その職業倫理は廃れ果てている。倫理再建は前途多難で長い時間がかかるが希望はある。それは私たち一人一人が「この国の主人公は私である」という自覚と責任と誇りを持つことにかかっている。この国の復興の鍵は、日本経済の成長より日本人の精神成長が握っている。経済のマイナス成長なんて怖くもなんとなない。本当に怖いのは精神のマイナス成長。