先日、高木こずえさんが3冊目の写真集『SUZU』を出し持ってこられた。銀一色にシルバー・グレイのSUZUの文字が浮き出た表紙。そこにかけられた白い大きな帯の写真もまた表紙を構成していて、そこには大きくボケた明るいカラーが配置されている。そして、この鈴とボケたカラー写真は写真集『SUZU』のキーになっている。
彼女が生まれ6歳まで過ごした故郷諏訪の地に入り、自らに問うた「わたしは何処から来て何処へ向かうのか」それは奇しくも諏訪の地に伝わり日本人の古層に横たわる原風景「御柱」と結びつき、芸術家の感性に導かれ、写真集『SUZU』を通して、私たちも「われわれは何処から来て何処へ向かうのか」遠い記憶の旅に誘われる。

IMG_0001
IMG

 『SUZU』を語る高木こずえさん BUDにて
DSCN0986