~津波から半年の三陸を訪ねて~田老から山田町・大槌町まで

18日(火)はれ
避難所だったグリーンピア田老(現名は三陸みやこ)夕食の用意が出来ず秋の観光客は皆無だという。現在は朝食付きのビジネスホテルとして営業中。
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広いグリーンピアの敷地内に建てられた仮設住宅の一区。
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真崎の小港漁港
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田老和野地区で、ロープにコンブとワカメの養殖用仕掛けを取り付ける漁師のみなさん。
集会所でお湯を沸かし、淹れたコーヒーを皆さんに飲んでもらいながら、お話を聞く。
この辺りは昭和40年頃(50年前)まで葉煙草栽培が中心で、閑期は大間や気仙沼のマグロ船などで働いたそうですが、コンブ栽培をするようになり、1年を通してこの仕事が出来るようになったという。自然や仲間と共に生きる彼らの表情は明るくおだやかだった。
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山田町から大槌町へ。海岸沿いの津波を受けたところは、どこも建物が全て損壊。あるものは曲がった鉄骨と崩れた壁、あるものは土台のコンクリートだけの変わり果てた姿に。ひしゃげた車は岸壁に、海岸からかなり離れた川の土手にも、まだ多くが放置されたままになっている。豊かな恵みをもたらしてくれる大きな海と山。山は海に迫り空いた平地はあまりにも狭く、限られた地形に集積する人間の営み。堤防をより高く10mを15mにすれば安全で安心できるのか、自然の恵みと共存する難しさを、被災した現場で思わずにはいられなかった。

宮古から山田への途中で川釣りをする人。
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山田湾の水はこんなにもきれい。
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山田町北浜地区。大杉神社の鳥居が見える。
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一見、津波が来たとは思えない山田湾の風景。
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山田道の駅で。松茸の薫りぷんぷん。去年は豊作、今年は不作だそうです。
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大槌町は津波後プロパンガスのボンベが各所で爆発し火災が発生。
炎は崖伝いに松の木を焦がしながら隣接する室浜に達する勢いだったという。DSCN1576

海側から杖を頼りに歩いてくる女性に出会った。毎日、高台の仮設住宅から流された自宅を見に来ると言って、その場所を指し示した。二人で土台の連なる遠方を見つめると、共に無言のまま目頭が熱くなってしまった。
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