ユリアンナ・アヴェデーエワ。
1985年ロシア、モスクワ生まれ。2010年第16回ショパン・コンクール優勝。
彼女のコンサートを今夜、長野県民文化会館中ホールで聴く。プログラムはショパン、ラベル、プロコフィエフ、リスト。始まりはショパンの『舟歌』。彼女はショパン弾きではないようだ。どうもそんな気がする。次はラベルの『ソナチネ』。これはとても良かった。しっかりとした構成力を感じさせる弛緩ないピアニズムに聴き入る。前半最後はプロコフィエフの『ピアノ・ソナタNo.2ニ短調』。スラブのブルースが感じられるピノの響き。これはやはりスラブの血、ロシア人ならではの表現力なのだろう。実にいきいきと説得力溢れた圧巻の名演だった。あらためてライブの生音の良さに酔いしれた演奏会でした。