マイルス・デイヴィスのプリンシプルは美なんじゃ。
だもんでな美=ジャズ、ジャズ=美。
これがマイルスのプリンシプルになっておるんじゃよ。
もっといえば、マイルス自身の存在も含めてな。
マイルスはそう思っていたかどうか分からんがね。
そうありたいと希っていたとは思うね。
それは言ってみれば「美の化身」
マイケル・ジャクソンにも相通ずるよ。

マイルスは「オレはいつもブルースをやっている」そう言ってた。
そりゃそうだ、マイルスにとってブルースはスピリットだからね。
スピリットのないジャズなんて「そりゃ一体何だい」というわけ。
じゃあスピリットってなんなの。
マイルスは面倒くさそうに「プッ」とペットならし
ニヤッとするだけ、かもしれないよ。
まっ、オレの演奏を聴いて、あとはお前さん次第さ。とね。
人生だよ、人生。
人生の生々しい感情。
喜怒哀楽。
オレのペットにそれが聞こえたら、お前さんはジャズを聴いたんだよ。