音楽は演奏する人の品と哀愁。
人格と豊かな感情の表現。
それはすべての芸術に共通する。
そして芸術は表現する人と
鑑賞する人の間に存在する。
ミケランジェリでスカルラッティのソナタが
素敵に響いてくるを聴きながら、そんなことをぼんやり思った。
この素敵さはミケランジェリと僕の間にある。
それはハスキルとホロヴィッツのスカルラッティにはなかったものだ。