チェンバロ: (独)Cembalo
ハープシコード(英) (harpsichord)
クラヴサン(仏)clavecin
チェンバロは馴染みの薄い楽器。
実物は見ることも聴くこともめったにない。
聴くのはCDかレコードになるのだけれど、
再生音の限界なのか、
金属製の弦をピックで弾く音はときに騒々しく、
自動演奏機のようでどうも馴染めない。
そう思っていたところ、ルージチコヴァーの
平均律を聴いたトタン、アレルギーが緩和された。
硬い緊張した高音が抑えられ、少し重めの穏やかな
鳴り響きはゆったりとして、落ち着いて聴くことができる。
演奏はオーソドックスでハッとするような個性は感じないが、
淡々と落ち着いた演奏は、バッハの音楽と聴くものを
結びつける親和力がある。

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