昨日お借りしたDVDはウィーンフィルのニューイヤーコンサート。
1992年カルロス・クライーバー指揮によるものです。
今朝、何はともあれ顔も洗わず早速見てみました。
それはもう楽しいの一言につきます。
クライバーの指揮ぶりと音楽の楽しさが一体となった映像を、
観衆と共に拍手を重ねホールの雰囲気を感じながら、
ワルツやポルカを心ゆくまで聴いて楽しむことができました。
これぞ音楽の喜びなんだなあ、と思いながら。
それにしても21年前は今よりずっとゆったりしていたことを
このDVDを見て感じました。
わずか21年なのに、この間の年月の流れは速くなるばかり。
自分の年のせいもあるけれど、スピードにより価値を求める時勢
の反映が時間を短く感じさせ、時代を早く動かしているのかもしれない。
過去には争乱の巷から山間へと隠れ、城館へ身を置いた
賢者がいたが、はたして現代の賢者は時代のスピードから
離れられる場所はあるのだろうか。
せめてもの答えは、退職後に自家菜園と共に生きる、
ささやかな晴耕雨読の日常の中にあるような気がするのだが。
もちろん賢者とはいわれずとも。

SLOW AND LOWを実践できる者こそ現代の賢者なのかもしれない。