長野から東京へ、東京から長野へE7系で往復。
北陸新幹線に使用する新車両は、
揺れ振動共に少なく実に快適でした。
【あさま】に乗車して40年。
3時間半の特急は今や1時間半を切る新幹線に代わり、
歳を取り世のスピードに追いつけない恩恵を、
今日はE7系の乗り心地とスピードで浴しました。

東京への向きは友人の病気見舞い。
虎ノ門病院なのですが、ここを訪れるのは45年ぶりぐらい。
その昔ここのオペ室でアルバイトをしたことがありました。
当時の記憶は断片としてあるだけですが、
オペ室の看護婦さんらと飯綱山に登ったことが楽しく
懐かしい思い出として残っています。
新橋駅から歩いていったのですが、辻辻に飲食店がひしめいて、
昼を食うにもどこへ入ったら迷うばかり。
歩いていると硬いビルの中に二階建ての日本家屋が目に飛び込んできて、
砂場という蕎麦屋だとわかった。
注文したのは白エビ天のせいろ。
蕎麦も天ぷらもなかなかの味で美味かった。

もう一件の用事はオーディオのメンテナンスを打ち合わせするために。
レコード再生のためのオーディオ。
高く険しい山の頂上に素晴らしい展望があるように、素晴らしい音に出会うには、
そこにたどり着くまで案内してくれる豊かな経験と技量を持った案内人が必要です。
そんなかけがいのない達人をお訪ねし、相談と打ち合わせをしてきました。