絃楽四重奏の響きが俄に俄然面白く聞こえだした。
以前よりベートーヴェンは聴いていたのだが、
しばらく前にモーツアルトを聴いてから、
響きの感じ方が大きく変わった。
ベートーヴェンを主に聴いていたときは、
ある感情のかたまりとして捉えていたものが、
モーツアルトを面白いと感じ始めてからというもの、
その響きは呟き、ひとりごと、自己との対話を通し、
憂い嘆き、不安や希望、喜びと悲しみなど様々な心の内が
音楽として表現されているように思えてきた。
そんな感情の起伏の流れを四人が緊密な演奏で
ダイナミックに表現する音楽は聴いていてとてもスリリングだ。
その興奮が聴いていて面白いということだと思う。
あまりよく言えないのだけど大方そんな感じ。
そんなことを漠然と考えていたら、今朝の信毎に偶然にも、
小澤征爾さんが絃楽四重奏について語った記事があった。
「音楽の基礎で飾りがなく、作曲家の芯がでている」と。
作曲家の素顔といってもいいように思う。