再生音を評価する客観的基準を持たないので、
あくまでも印象を、それもその時に得た主観に過ぎません。
しかし、ただ印象といっても統一感をもって記していきたいので、
音の『濃厚さ』の度合い感を主に記してみたいと思います。
また、それを生み出す音場の『透明感』も。

音の『濃厚さ』の度合い感をどう考えるかというと、
CDに記録されている音を山に見立て、再生音像の頂上を10合目とし、
山裾を1合目と仮定し、音山全体が深くしっかり鳴り響いているほど音像が大きく、
情報量が豊富で、音は濃厚になると想定しました。

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 Sony Discman D-2

製造 1989年 
重量 428g 

入っている音の全てが引き出されているような解像度の高い再生音が印象的です。
澄んだ音場からは音の輪郭が崩れず立体感のある音像が聴かれます。
力強さと繊細感を同時に合わせ持ち、マスタリングの善し悪しをそのままに、
色づけやクセのないナチュラルでソリッドな音作りは、音楽のジャンルを選びません。
見た目のデザインからも想像できる土台のしっかりした濃厚度の高い音です。
また、D-2がすごいと思うのは常用のスチューダーA727と比べて遜色ないことです。

なにはともあれ、出てきた音が生き生きとした音楽に聞こえなければ意味はありません。
オーディオ機材の良し悪しはただその一点にあると思います。