クリントン有利 というアメリカでの世論調査に反し、
総得票数では上回ったが選挙人獲得数で及ばず、
トランプがアメリカ合衆国第45代大統領になることに。
政治歴、軍歴ともにないものが世界第一の大国アメリカの
大統領になるのは初めてのことだという。

今回のトランプ雪崩を起こした投票心理の基底に、
アメリカ人は両候補者に対して、肌でどのような感情を抱いていたのか。
朝日新聞に米市民12名の声が掲載されているのでいくつか紹介します。
先ずトランプに投票した人から。
その1。
クリントンは不正に満ちている。
またクリントン一家がホワイトハウスに戻るのだけは嫌だった。
誇らしいわけではないが、鼻をつまんでトランプ氏に入れた。
その2。
既存の政治家にはうんざりしていた。
政治家が内輪の論理で動かす政治はもうたくさんだ。
その3。
メディアや首都ワシントンにはびこるエリートたちの腐敗を断ち切って
くれると思った。
結び。
これはそのまま日本にも共通するのではないか。
日本の政治を左右する官庁・経団連・政治家たちの癒着と腐敗、
その不正を国民の立場と目線で徹底追求しないマスコミ。
多くの日本人もうんざりしているが、それがいつ我慢できない怒りとなるか。
クリントンに投票した人は。
差別や恐怖や憎しみをあおるような発言を続けたトランプは、
まるでヒトラーのようだ。
クリントンがなってアメリカが良くなるとは思わないが。
本当はバーニー・サンダースに投票したかった。
第3党リバタリアン党に投じたひとは。
クリントンは政治の世界で、トランプはビジネスの世界で
腐敗しきった人たちなので選びようがない。
結び。
既成の利権政治は議会も変えないと大統領だけでは打破できない。
人の振り見て我が振り直せ。
どういう社会を築いたら良いか、日本人一人一人が考えないとね。
ま、そんなところでしょうか。