40年代後半から60年代にかけて録音された音源を、
「SCRIBENDUM」がリマスターしたCDで聴いています。

聴いた感じは、音楽を落ち着いて聴くことが出来る音、
というのが第一印象です。
聴きやすさの第一は、スピーカーから出てくる音の重心が低めだということ。
これは、40年代後半から60年代にかけて録音されたオリジナル音源の音色と、
音域のエネルギーバランスを忠実にリマスターしているからと推量しています。
真空管時代の中音域が厚い、音楽性の高い音を再現しようとした結果、
スピーカーから出てくる音は高音寄りに浮つかず、落ち着いた聴きやすさに
つながっているのではないでしょうか。
CDはどれもが音楽性を追求した音作りが一貫してなされています。
モノラル盤は真空管アンプで聴くと、より厚く充実した音になります。
写真は一例です。
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