バドで掛けているレコードは、ときどきリクエストの声がかかるもの、
それ以外は自ら選んでいるのだが、いつも明確な理由があるわけではない。
といって当てずっぽうで棚から引っ張り出してはいない。
それは様々な情報によってかき立てられた好奇心が震源で、
余震が収まるまで興味の向くまま選んでいる。
そんな日々のレコードを記録してみたい。
そう思ったことは今までに何度もあった、、なあ。
これはあくまでも自分のための記録なので解説めいたことは記さない。
羅列の内に感じたことだけを書き留めておこうと思う。

今日は何枚か聴いたデューク・エリントンの内の一枚を。エリントンは、
才気煥発という言葉どおりの才能あふれた音楽家というのが僕の印象。
バンドカラーはとてもカラフルで楽しくウキウキと体が揺さぶられます。
そんな背景から浮き出てくるソリストが次から次へと繰り出され、
そのプレイのスリルに満ちた快感に魅了されます。
ブラントンの太いベース、エリントンの叩きつける弾んだピアノ、
美しいラインを描いて歌うホッジスのアルト・サックス、
テナー・サックスの熱い息づかいがうねるウエブスター、等々。
そして独創性に富んだオリジナル曲の演奏は、
メロディアスでファンタジーに富んでいます。
このレコードの演奏は全てファンタスティック。

エリントンの黄金時代 1940-1946
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