100年前の歌が目の前で響き「スゲェ!」と思わず唸る。
その歌いっぷりや声の、なんとまあ真に迫ること!
こう言わしめるのに一役買った優れものが「ソガフォン」だ。
これがなかったら、SPレコードを復刻したLPやCDの再生は、
その魅力を半減していたことだろう。
本物のSPレコード同等近い再生音を再現した功績は、
その使い勝手の手軽さという点でも大なるものがある。
特に機械式録音のSPレコードの音は、本物のSPレコードは勿論、
復刻したLPやCDが「ソガフォン」を通した「HMV101」で、
音楽性を損なうことなく聴くことができるのは嬉しい限り。
前にも書きましたが、SPレコードのレコードの魅力は、
力感があって生々しく、歯にきぬ着せぬダイレクトな音が伝わってくることです。

SPレコードの音楽性を身近に手軽に楽しむための手段として、
ソガフォンを常用している理由です。
手軽に身近になって、SPレコードの復刻LPやCDが随分と増えてきたなあ(💦)
復刻の本命はやはりLPですが。

昨日聴いた赤盤復刻シリーズ「ファーラー名唱集」LPジャケットの裏に、
復刻マスター監修:池田圭とあるのを見て、このシリーズの音質が良いことに頷きました。
しかし16枚保有中、復刻マスター監修:池田圭と記されているのはファーラーだけでした。
シリーズ中の「メルバ名唱集」に比べ、声に張りと透明感があり歌が間近に聞こえます。
復刻マスターは人によって音質が違いので、さすが
池田圭!と言って良いのか・・・?

本命はLP でも、手に入らないものはCDで聴きます。
YouTubeで聴いたハンス・プフィッツナーのシューマンの交響曲は、
鉄針のシャーシャー音が大きく音楽が響いてこなかったけど、
CDはそこそこ聴ける音で楽しめます。
勿論、ソガフォンとHMV101で鳴らしました。