小布施のジャズ喫茶 BUD

♪日々好音の米蔵空間で薫り高い神戸萩原の炭火焙煎コーヒーを♪

オーディオ

新しい楽しさ HMV102+ソガフォン

曽我さんがソガフォンを取り付けに来られた。
ソガフォンはUチューブに多数の投稿があって、
その内容と音が聞けるということは知っていたが、
今日まで敢えて見ず聞かずにおいた。
何しろ本人がおいでになるのだから予見予断は控えて、
驚くならアッとオドロイテみたかった。
百聞は一見にしかずだし、百見は一聞にしかずを体験しようと待ち望んだ。
そして聴いてみると、そういうことが実際起こった。
あたかもそこに演奏家が立ち現れたようにきこえる。
HMV102はソガフォンからの音を楽器として鳴らしたのだ。
大変豊かなニュアンスを再現する秘密は音道の構造と材質。
ヴァイオリンの音が出てくる箱をじっと見つめていると、
箱はまさしくヴァイオリンそのもののように思えてくる。

1920~30年代のSP音源をCDにした音がソガフォンを経由し
HMVから出てくると、CDの音ではなくSPの音になって出てくる。
しかも単にSPの古めかしい音ではなく、今そこで演奏している
現代の演奏音として蘇ってきこえる。
演奏者が過去からやってくるのか、
聴いてるものが過去へ遡るのか、
刻を超えて奏者と聴者が一体になる。

HMV102の製造は1931年~1958年。
蓄音機のベストセラーであり名器として今なお愛し続けられている。
面白いことに'40年代以降の新しい録音のSPよりも、
古い録音のSPのほうが生々しく鳴る。
このことは、オーディオのハイファイとは何かを示唆しているように思う。
つまり、ハイファイとはレコードやCDに入っている音源の忠実再生なのだが、
その時代の録音はその時代の装置が最も忠実に再現するということを、
このHMV102は如実に物語っている。
SP原盤ではなく、復刻したCDでSPの忠実度(ハイファイ)再生ができるソガフォンは、
新しく音楽の楽しみ方を切り開いて見せた画期的な製品として、
音楽ファンになによりもの贈り物です。

 

スピーカーコードに意外な線が

先日、お二人の方から別々に同じことをお聞きしました。
一人は盛岡から来られたジャズのお好きな方で す。
もう一人は北関東蓄音機倶楽部の曽我さん。
先だってのSPレコードコンサート会場で、曽我さんが考案した
ソガフォンを見せてもらいましたが、引き出し線に細い単線の電話線が
使われていました。余計な音が出ないので良いとのことでした。
盛岡の方は電話線を友人に勧められ、疑っていたら何回も督促され、半信半疑で
使ってみたら意外や意外、もう他の線には目もくれず使っていますとのことでした。
話を聞いて、ヒョッとしたらデッカのデコラと、フィールドスピーカーに
(両方ともフルレンジで中高域が強く出て気になっていたので)
いいかもしれないと直感し、早速試してみたくなりました。
通話用の単線をホームセンターで(1m60円)買ってきて、
使用している撚り線を外しつないで音を出してみました。
結果は、気にしていた中高域の強い張り出しのクセ音が押さえられ、
持っている個性はそのままに、随分と聴きやすくなりました。
曽我さんの言う余計な音とはクセのあるうるさい音なのかもしれません。
今度お会いしたらその辺の音味の違いを尋ねてみたいと思っています。
 

元祖ウォークマン

6月28日、店にとって大事な日曜日は休んだことがありません。
それを臨時休業にしてSPレコードコンサートに、
足利市まで出向いていきました。
主催は北関東蓄音機倶楽部。
メンバーの熱意あふれる楽しみ方に触れ、
参加してよかったと、ご一緒の方々も満足していました。
SPレコードの素晴らしいのは、そこに演奏者が実在するがごとき
ダイレクトな音が鳴り響いて、聴く人の心にストレートに伝わってくることです。
濃縮されたというような音で聴く3分は大変充実した刻を経験させてくれます。
まさに、コンサートと呼ぶに相応しいものでした。
使われた蓄音機は英国のEGMと仏製の縦振動蓄音機です。
コンサートプログラムが終わり、大変珍しい蓄音機のご披露がありました。
これがなんと手のひらに乗る元祖ウォークマンのような蓄音機。
スイス製トーレンス社のものは音も良い傑作機でした。

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そして、どんなオーディオも音源と音源を記録した盤の音質、
その良否優劣が再生機器よりも大切なことをあらためて認識しました。






オーディオで一番大切なこと

レコードを再生する為のオーディオで一番大切なこと。
スピーカー?いや違います。
カートリッジ?いや違います。
アンプ?いや違います。
これらの機器による再生装置の品質より大事なもの。
それはレコードそのものに入っている音質。
レコード盤の音質の良否は、
圧倒的に機器の良否を超えます。
それこそがオーディオの原点なのです。
最良の再生音、その一歩は最良(最愛)のレコードから始まります。

ブルーノート 木・金・土

音楽とオーディオを愛する仲間4人と、
入間市にあるジャズ・カフェ「ブルーノート 木・金・土」に行ってきました。
このお店は所沢市にあるウエスタンラボというオーディオショップの直営店。
モノスゴいオーディオ装置(装置機器オンチのぼくでもそれと判る)でCDとLP
のジャズを聴かせてくれる。就中、オリジナルLPの再生音はすばらしい。
唯一掛けてくれた「Quiet Kenny」で一聴瞭然だった、のだが・・
普段のメインはCDのようでブルーノートのオリジナルLPはなんと別部屋。
それらが聴けないなんてワザワザ来た甲斐なし、残念!じゃった、というより
宝が持ち腐れしているようで(言い過ぎかな)モッタイナイことこの上ない気がした。
極上の装置とオリジナルLPの出会いによってもたらされる豊潤な刻を味わいたかったね。

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こういう音を鳴らしたい

「いい音を求めて」昨日はオーディオの好きな二人が
盛んに真空管など部品の話しをしていた。
話しは聞こえても知識がないから加わらないで
黙って聞いていただけだったが、
ユタ・ヒップの「ヒッコリー ハウス」(Lexington盤)をかけると
聴き入って、今までここで聴いたレコードの音で
一番ビックリした。と、そういうので、いつも聴いているという
TOSHIBA盤をかけてみたが、音の違いに唖然愕然とした。
「いい音を求めて」何をすべきか・・・・
その方法や手順はいろいろで人様々であろうが、
レコードによる音に違いに、改めて「いい音」を求めて、
「オリジナル」を求める意義を思った。

「最高の芸術はね、ただうまく弾けることからは生まれない。
自分がこういう音を鳴らしたい、と思うことからしか生まれないよ」
と、日下紗矢子(ヴァイオリニスト)に恩師の清水高師先生は諭した。
これは'13.9.30号のAERAに載っていた記事。
「こういう音を鳴らしたい」という気持ちは、音楽家も
オーディオファンも変わりはないんですね。

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オーディオの過去現在未来

オーディオ、それはやはり音楽体験から始まっています。
心を浮き立たせてくれた音楽を夢中で聴いた思い出。
時代と共に年を重ねながら、幾多の音楽を聴いてきたことか。
歌謡曲、ポピュラー、クラシック、ジャズ・・・・・様々なジャンルを楽しんできた。
そして、それらをより高音質で聴きたいと、いつの間にか思うようになっていた。
それはレコードを買い、それを聴く簡単なプレーヤーを購入したときに始まりました。
以来、高音質へのコダワリと欲求は、高まりこそすれ無くなることはなかった。
トランジスタより真空管へ、再発盤よりオリジナル盤へ、音はあくまでも無添加で抜けがよいことを目指し、そのためにウエスタン・エレクトリックの製品や部品を使うことになった。
これがオーディオの到達点になった。しかし今もこれからも、原点であるレコードへの興味は、もうしばらくは失うことなく続きそうです。と同時に、いい演奏はCDでも十二分に楽しめることも事実です。僕にとっていい音楽とは、とりもなおさず、いい演奏のなかにあるからです。

オーディオのメンテナンス

東京からウエスタンに詳しいプロの技術者に来ていただき、開店以来13年ぶりに、オーディオのメンテナンスをまる三日かかって行いました。主たるメンテナンスはメイン装置の内部配線のリニューアルです。時間のほとんどが120Bプリアンプと124メインアンプ、そしてターンテーブル周りのアーム切り替えスイッチやアッテネーター等々のシールド線交換作業に費やされました。交換の目的は音質向上で、セットした当時の線材をウエスタンの装置用に使われていたものと換えました。その数30本余り、新しいシールド線作りは布皮膜を取り網線をばらし、芯線の被覆をはがした状態にして、その両端にXLRコネクターをハンダ付けして取り付ける大変テマヒマかかる作業でした。そして接続不良がおきないよう各所各個所、全接点のハンダ付け直しをしました。こうすることによって今後10年以上、劣化する部品交換以外には装置に関して憂うところがない状態に近づけました。音質は従前と変わらず聴きやく、一皮むけたものになり安心しています。

メインの装置は外からは何も変わったようには見えませんが、サブの装置は今回のメンテナンスに合わせてターンテーブルを入れ替えました。今までのレコカット・ロンダインに換えて放送局で使用されていた43cmプラッター搭載のコリンズにしました。アームとカートリッジはオルトフォン。昇圧トランスは618Bで鳴らします。アンプはSCOTT299-Cで変わりありません。

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アンプ3台

今週は天気よろしからず雨に曇りが続く涼しい日々、この時期の気温としては寒いくらい。梅雨空に梅雨寒だなあと思っていたら、どうやら梅雨に入ったようだと発表がありましたね。南では台風2号が進路を日本に向けていて、九州から関東は今夜から大雨になる予報が出ています。

今日は修理をお願いして待ちに待ったアンプが2台直ってきた。1台目はフィッシャー(FISHER/X-101-C)、2台目はスコット(SCOTT/299-C STEREO MASTER)、いずれも60年代のアメリカ製真空管プリメイン・アンプ。1時間ほど経つといい音がしてくるお気に入りのアンプ。3台目はお借りしたクワド(QUAD/44GY+405-2)70年代イギリス製のセパレート型トランジスタ・アンプ。これはどんな音味なのか、同じ英国製のデッカ・カートリッジとの相性が楽しみなアンプ。いずれもBUDのサブシステムとしてJBL(DORIAN)に接続して音出しします。今日は梱包を解いただけで、時間がなく接続して音を出すことが出来ませんでした。

RCA大型プレーヤー

4日(月)5日(火)の定休日に、東京からビンテージ・オーディオの専門家に来ていただき、オーディオのメンテナンスをしました。当初は一日あれば出来るかと思っていましたが、細かい作業の連続で丸二日かかってしまいました。僕は素人なので出来ることといえば、ライトを当てるなどちょっとした補助で手を貸すだけ、あとはコーヒーを入れるぐらい(笑)でほとんど見ていました。うれしいことに今回のメンテでは、しばらく鳴らなかったRCA大型プレーヤーがより良くなって復活したこと。早い日の暮れから秋の夜長、静かに聴き入るのにはもってこいの音です。プレーヤー本体にGEのイコライザーが付いているのでカートリッジはGEのバリレラ、プリ(WE132A)・パワー(WE124)を通し音を出しています。SPはネットワークにWEのトランスとコンデンサーを組み込みリファインし、A-7の箱に入れたヴァイタボックスです。

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