小布施のジャズ喫茶 BUD

♪日々好音の米蔵空間で薫り高い神戸萩原の炭火焙煎コーヒーを♪

レコード

オーディオで一番大切なこと

レコードを再生する為のオーディオで一番大切なこと。
スピーカー?いや違います。
カートリッジ?いや違います。
アンプ?いや違います。
これらの機器による再生装置の品質より大事なもの。
それはレコードそのものに入っている音質。
レコード盤の音質の良否は、
圧倒的に機器の良否を超えます。
それこそがオーディオの原点なのです。
最良の再生音、その一歩は最良(最愛)のレコードから始まります。

やはりレコードの音はいい

やはりレコードの音はいい。
どこが何がいいのかと思うだが、
いいものはいいとしかいいようがない。
それは、おいしいものはおいしい。
うつくしいものはうつくしいと同じで、
よさを言葉で表現するのはとても難しい。
レコードの良さは今まで何度も経験してきたことだけど、
そのたびに感心し感動し、よさを(再、再々・・)確認してしまう。

楽器音は演奏者の心そのものだと思う。
その心の豊かさを感じるのは、
CDとレコード双方を聞き比べてみると、
レコードに刻まれた物理的振動音がもたらす音の
厚みと陰影、そして深さにより一層の豊かさを憶える。

今日もまたやはりレコードはいいと思いながら、
マリア・グリンベルグのベートーベンのピアノソナタを聴いた。
すばらしいレコードです。

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レコードと再生装置

いい再生装置はいいレコードを求めている。
こじつけのようにも聞こえるかもしれないけど、
レコードはいうなれば楽器であり、
オーディオ装置は演奏家。
装置は澄んだ抜けのよい音を出すレコードに出会い、
そのようなレコードは澄んだ抜けのよい音を出す装置と
一体になったとき、あたかも本物の演奏家がスピーカーの前に立ち、
演奏しているかのように楽器が鳴り音楽が響いてくるのです。
両方が揃って、初めて感動する音で演奏が再生されるのだと思います。
くどいようですが、どんなに素晴らしい再生装置を作っても、
何十年も後に復刻されたレコードばかり聴いていたのでは、
「仏作って魂入れず」になってしまうのではないでしょうか。
素晴らしく腕のよい料理人(再生装置)も素材(レコード)が
よくなければ、美味しい料理(再生音)は出せないでしょう。

藤圭子亡くなる

藤圭子が亡くなった。享年62歳。
死因が報道によるものとすれば悲しい。
藤圭子の歌との出会いは意外なところだった。
'70年(昭和45年)だったと思う。
友人と年末の京都を旅し、大晦日にジャズ喫茶「BIG BOY」に入り
ラストに掛かったのが藤圭子のアルバム
~「新宿の女」☆演歌の星/藤圭子のすべて~だった。
このときの驚きは今でも昨日のことのように憶えている。
ジャズ喫茶で演歌はアリなのか!
大音量の藤圭子の歌声のなんというすばらしさ!
僕は東京に帰るなり新宿の「新星堂」で同じLPを買った。
そして、あのときの感動を今に聴き続けている。
安らかなご冥福を祈りたい。

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サムイル・フェインベルクのバッハ平均律曲集

サムイル・エヴゲニエヴィチ・フェインベルク
Самуил Евгеньевич Фейнберг ; Samuil Evgenyevich Feinberg
1890年5月26日~1962年10月22日)
~バッハ:平均律クラヴィーア曲集~メロディヤ( Melodiya)レコード
録音:1958~1961

何人かの平均律を聴いた。
グールド、フィッシャー、テューレック、リヒテル、ユーディナの演奏を。
これらは全部ピアノによる演奏。
チェンバロはなんであれ性に合わないから滅多に聴かない。
それぞれによさがあり、そのときどきにいい演奏に出会ってきたけど、
その中で今、気に入っているのはフェインベルグ。
かたさのない明確なタッチ、ほどよい緩急強弱の流れ、
そこから紡ぎ出される音楽は
なんとやわらかく美しく響くことか。
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メロディヤ( Melodiya)レコード

レーベルはレコードの顔。
メロディヤも時代と共に種々様々な顔を持っています。
ロシアはなんて素晴らしい芸術の国なんだ!
というオドロキでメロディアの顔(レーベル)を紹介します。

Pre-Melodiya盤  MELODIYAの字体がないレーベル。
SP盤をLPにしたものからLP初期で再生帯域はせまい。
後期になるとしっかりとした抜けのいい中域が素晴らしい。

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Melodiya盤

ピンクレーベルはメロディアを代表する抜けのいい高音質盤。

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新旧を通してメロディヤの音色は色付けが少ない。
雑味のないスッキリとした抜けの良い音は聴きやすい。
このロシアの美的センスには大変好感を持っています。

参考サイト
http://echoes01sapporo.sharepoint.com/Pages/melodia.aspx

レコードは音の玉手箱

玉手箱は楽しさが詰まった夢の箱。
それは本だったり、映画だったり、旅だったりと、
人は皆いろいろな玉手箱を、その時々に楽しんでいる。
レコードもその一つ。
そこにどんな個性が入っているか聴いてみたくなる。
音は演奏者の個性だから・・、いやそればかりでない。
録音されプレスされた時代と場所の個性までが詰まっている。
それらが後にCDとなると、その個性は薄いものに感じる。
ここにレコードが愛される理由の一端があるように思う。
例えば1958年にアメリカ東部で録音されたジャズは、
その年と同所の感性で同年にプレスされたレコードが、
最も個性豊かな鳴り響きをするレコードだと考えていい。
それこそが玉手箱なんだ。
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