小布施のジャズ喫茶 BUD

♪日々好音の米蔵空間で薫り高い神戸萩原の炭火焙煎コーヒーを♪

クラシック

ラモーを聴きながら

今日はジャン=フィリップ・ラモーJean-Philippe Rameau[仏], 1683年9月25日 -1764年9月12日)
を聴きながら小布施まで歩いた。ラモーは、
バッハ(Johann Sebastian Bach[独], 1685年3月31日 - 1750年7月28日)と同時代の人。
ルネサンスから150年後の頃に生まれ、ベートーヴェンが生まれる1770年ころ亡くなる。
さて、曲はクラブサン曲集(1706~1728)で、
演奏者はマルセル・メイエMarcelle Meyer, 1897年5月22日 - 1958年11月17日)のピアノ。
聴いていて耳が聴き止まった。
ちょっと分かりにくいというか感情移入ができないのは、
ラモーを聴くのは初めてということもあったが、
なにより音楽を生む感情の言語に戸惑いがあったような感じがあった。
感情の言語なんて変なことを言ってしまったが、
要はその人が生きた時代の自然(風土)と社会(政治宗教)の環境
が及ぼす精神的影響といったようなものといった意味合いです。
まあでも聴くにつれ活発で明るい歌謡風な曲や舞曲もあり、それはそれで楽しい。
そういえばメイエも初めて聴くピアニスト。
自身の中で少しずつ音楽が広がっていく。

今朝の空は灰色の雲に覆われて天井に少しブルーの島ができていた。
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マリア・ユーディナ(Maria Yudina)

マリア・ユーディナはロシアの女性ピアニスト。1899年9月9日~1970年11月19日
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%A4%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8A (ウィキペディア)
この人のレコードを欲しいのだが、
少ない(良盤はさらに少ない)高いで入手できないでいる。
今回、16枚組のCDが発売されたので早速聴いてみた。
バッハ4枚、モーツァルト3枚、ベートーヴェン5枚、シューベルト2枚、ブラームス1枚、
ムソルグスキイ・チャイコフスキイ1枚、計16枚という構成。
すばらしい!バッハでは平均律がとてもいい(好きな曲だし)
晩年のゴールドベルグはしみじみと味わい深い演奏。
沈着冷静、軽く浮かない、真面目直向に弾いているのだが、
好きで楽しいといった感じが伝わってきて、
バッハは伸びやかでけっこう明るいように聞こえる。
鍛え抜かれたタッチ、曲想によって慎重に磨かれた
音の響きは次々と空間に放出され音楽となっていく。と、いった感じだ。
モーツァルトは14番のソナタは好きだな。
20番のコンチェルト第二楽章はゆっくりとしたテンポが印象的ですばらしい演奏。
実に11分44秒。ちなみにリヒテル10分18秒、ミケランジェリ9分35秒、ハスキル8分31秒。
23番のコンチェルトも同様ですばらしい。玉音が鏤められている。
さて、次はベートーヴェンだ。5,12,14,16,17,22,27,28,29,32番のソナタ10曲と、
4,5番のコンチェルト2曲が収録されている。ディアベリ変奏曲はない。
大いに残念なのは曲によってライブレコーディング録音が良くない。
しかしなんという個性、独特の個性。音が息をしている。
弾き手と音が一体になって息をしている息遣い音遣いが聞こえてくる。
歌っているように呟いているように。
ベートーヴェンの音符にユーディナの魂が宿っている。

ズザナ・ルージチコヴァー(Zuzana Ruzickova )の平均律

チェンバロ: (独)Cembalo
ハープシコード(英) (harpsichord)
クラヴサン(仏)clavecin
チェンバロは馴染みの薄い楽器。
実物は見ることも聴くこともめったにない。
聴くのはCDかレコードになるのだけれど、
再生音の限界なのか、
金属製の弦をピックで弾く音はときに騒々しく、
自動演奏機のようでどうも馴染めない。
そう思っていたところ、ルージチコヴァーの
平均律を聴いたトタン、アレルギーが緩和された。
硬い緊張した高音が抑えられ、少し重めの穏やかな
鳴り響きはゆったりとして、落ち着いて聴くことができる。
演奏はオーソドックスでハッとするような個性は感じないが、
淡々と落ち着いた演奏は、バッハの音楽と聴くものを
結びつける親和力がある。

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藤井貴宏(オーボエ)with マティス・ファイト(ピアノ)が終わって

藤井貴宏さん(オーボエ) とマティス・ファイト(ピアノ)さんの演奏会が終わりました。
終了後、会場で話しかけられた言葉がうれしかった。
娘さんと来た女性は「こんな間近でこれだけの演奏を聴けるのは、なんて贅沢なの」と、
そして年配の男性からは「いい時間だったなあ」と声かけられました。
これはまた演奏を聴いた皆さん全員の感想だったように思います。

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マティアスさんとの幸運な出会いを藤井さんは素晴らしいものにしたなあ、
と言うのが演奏を聴いての率直な気持ちです。
マスタークラスのクリニックといっていい二人の関係は、
これからもきっと続いていくのではないでしょうか。
藤井さんより一回り年上にも関わらず、マティアスさんのナイーブで
謙虚な人柄は、演奏会から打ち上げの時まで、
おやじギャグを発しつつ終始穏やかで和やかでした。
快活な藤井さん、そんな二人の性格が意気投合しあった演奏会でした。

お二人の活躍を祈りながら、「また来てくれるかな・・?」の問いかけに、
「いいとも!」と返事をしてくれた【その日】を待ちたいと思っています。

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藤井貴宏オーボエ・コンサートwith マティス・ファイト(P)

【満席】御礼申し上げます。

BUD クラシック・コンサート  2012.9.16(日)
オーボエとピアノの夕べ~ 
藤井貴宏、オーボエ with  マティス・ファイト、ピアノ

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ヨゼフ・シゲティ バッハ『無伴奏バイオリン・ソナタとパルティータ』

ヨゼフ・シゲティ バッハ『無伴奏バイオリン・ソナタとパルティータ』
録音1959~60年
JOSEPH SZIGETI  BACH『6 SONATAS & PARTITAS』 Vanguard BG627/9

初めて耳にしたとき、これは大変聴きやすい演奏だと感じ、
安らぐような優しさと慈しみを覚えました。
この曲はこういう音楽なんだと、自分なりに納得できたような気がしました。
高い垣根だと思っていたのがさにあらず、低い垣根の向こうに美しい光景が
広がっていたことに対する喜びを感じました。

音色と響きに虚飾や潤色といったものが聴かれない、スッキリとした演奏です。
それはシゲティがこの曲をどう表現したよいかを長年思考模索し、
修練を重ねてきた音作りのたまものだと思います。
その結果、表現が技巧的なものから解放されて余裕があり、
それが聴きやすさになっているのだと思います。
深いものがシンプルにきこえるスマートな演奏です。
録音はシゲティが68歳の時です。

何であれ、よいもの、すぐれたものは数多くありますが、
自分の好みに合ったものに出会った時はうれしいものです。
それは自分の身に寄り添い愛着となり愛用になります。
僅かな音色の微妙な違い、その響きが好みの平衡に影響するようです。
そういう意味でこれは僕に合っていたのかもしれません。
以来、すっかり愛聴盤になりました。

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一つ気になったのは、古い録音をデジタル化したときの欠点で、
CDの音が硬くきついこと。
長時間聴いているとうるさく疲れます。
出来ればLPレコードで聴くようお勧めします。
上記の写真はオリジナルですが、イギリスの『CREMONA』盤は
復刻ながら音も良く、リーズナブルだと思います。

蛇足に。
クライスラーが残した唯一(僕の知るかぎり)のソナタ、
adagio in g minor  1926年録音。
ゆったりと余裕がある素敵な演奏で、
時を超え艶やかに響いてきます。


バイオリンとピアノのコンサート

~ヴァイオリンとピアノのコンサート~
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藤井貴宏&岩村通康「オーボエとギターの夕べ」

藤井貴宏&岩村通康「オーボエとギターの夕べ」

◇日時: 2012年3月4日(日)午後7時開演 

◇場所: 小布施町 COFFEE&JAZZ BUD

◇料金: 2,500円(コーヒー付き)

◇定員: 40名

◇出演: 藤井貴宏(オーボエ) 岩村通康(ギター) 

パガニーニ

ニコロ・パガニーニ(Niccolò(あるいはNicolò) Paganini, 1782年10月27日 - 1840年5月27日享年57歳)イタリアのヴァイオリニスト、作曲家。ヴィオラ奏者、ギタリスト。

パガニーニは五嶋みどりの『カプリース』でストップして以来聴くことはなかったのだが・・・・・
先日Mさんの持ってこられた室内楽のレコードを聴いて、パガニーニの楽しさを思い知った。
人生はこういう出会いがあるから、喜ばしく楽しく面白いのだと思う。
そんなわけでネットで見つけたパガニーニの情報サイトを三つご紹介します。

パガニーニのCDを紹介している『のぶなが』さんは
【巨匠の演奏となると、隅々まで神経が行き届き、甘美さより緊張感が優先する。
これらの曲は、「知 」 の入らない 「情 」 だけの世界に溺れていたい。】と記している。
僕もこれよりしばし、その世界を楽しんでみたいと思います。

ウィキペディアhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%AC%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%8B

パガニーニのCD:http://www.abaxjp.com/paganini-cd/paganini-cd.html

パガニーニの世界:http://chopinthethird.nobody.jp/

ユリアンナ・アヴェデーエワ・いいピアノだったなあ

ユリアンナ・アヴェデーエワ。
1985年ロシア、モスクワ生まれ。2010年第16回ショパン・コンクール優勝。
彼女のコンサートを今夜、長野県民文化会館中ホールで聴く。プログラムはショパン、ラベル、プロコフィエフ、リスト。始まりはショパンの『舟歌』。彼女はショパン弾きではないようだ。どうもそんな気がする。次はラベルの『ソナチネ』。これはとても良かった。しっかりとした構成力を感じさせる弛緩ないピアニズムに聴き入る。前半最後はプロコフィエフの『ピアノ・ソナタNo.2ニ短調』。スラブのブルースが感じられるピノの響き。これはやはりスラブの血、ロシア人ならではの表現力なのだろう。実にいきいきと説得力溢れた圧巻の名演だった。あらためてライブの生音の良さに酔いしれた演奏会でした。
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