小布施のジャズ喫茶 BUD

♪日々好音の米蔵空間で薫り高い神戸萩原の炭火焙煎コーヒーを♪

ジャズ

文を読む~聴けばわかる~

チンさんこと鈴木良雄さんがジャズの本を出しました。
タモリが付けた帯のタイトルは“聴けばわかる” 
タモリさんはジャズに解説はいらない派?
そのタモリさん、チンさんの言っていることは“聴けばわかる“ と。

チンさんのベースは“ブン ”と鳴った瞬間、ジャズの音がする。
音楽にはジャンル固有の音があると思う。 
チンさんの音は天性だと思う。習って出せる音ではない。
そんなジャズの音を出せる穐吉敏子さんの音は暗めだが、
チンさんの音は明るい。

さて、選ばれた55枚のアルバムにコメントしたその内容は、
プレイヤーにしてコンポーザーであるチンさんらしく、
素人には気がつかないプロの耳と音楽理論で、
聴き所ポイントをヒョイと掬ったようにわかりやすく教えてくれる。
首をひねるようなヒネッタことはひとつも言っていない書いていない。
それで“へーそうなんだ”と。
これって言うは易いけど本当に難しい。
随所にチンさんの感性と、これまた天性の優しさが織りなす
ジャズ愛に満ちた一冊です。

『人生が変わる55のジャズ名盤入門』 鈴木良雄著
竹書房新書041 1000円
2016年2月11日刊
 

音を聴く~ジョン・コルトレーン~

ジョン・コルトレーンはモダン・ジャズの到達点です。
60年代始め、彼方の光を信じ一人荒野を踏み出しました。
光に向かって全身全霊で自分を捧げました。
その結果、あらゆる現代音楽の頂点に達しました。
自分はどこから来てどこへ向かうのか、音楽で自問自答しました。
圧倒的な音で自分の疑問に立ち向かったのです。
そして、神から祝福される人になったのです。
幸運にも僕は66年に、新宿厚生年金ホールで
コルトレーンの演奏を聴き、音の洗礼を浴びました。
壮絶な叫びにも似た音は光の洪水になって全身に入り
体中を巡りました。
感動を越えた放心状態でホールから出た記憶は、
50年を経た今でも心深く鮮烈に刻まれています。 

音を聴く~ほとばしる~

春、雪融けが沢をほとばしる。
その縁に立てばなんと心躍るスリリングな光景であることか。
しぶきを上げ轟かしながらの様は変幻自在。

A NIGHT AT BIRDLANDの演奏を雪融けの光景と重ね聴いた。
1954年ハード・バップの幕開けとなった記念碑と呼ぶに相応しい演奏。
というのは後の評であって、ジャズマンはひたすら時代を疾走していただけだ。
WEE-DOTのドラミングを聴けば、ブレイキーは高らかにそう宣言して、
幕を切って落とすようなプレイをしているように聴こえてしまう。
センセーショナルなニュー・スター、クリフォード・ブラウンのブリリアントで
ほとばしるスリリングなプレイは熱狂的に迎えられ、
ハード・バップ・ジャズの魅力を余すことなく体現しています。
これぞジャズ最大の魅力でなくなんであろう。
奔流のごと時代を飲み込んだプレーヤーの演奏は、
今なお聴くものの心に感動を与え続けています。

鄙に名店あり群馬榛東村「夢や」

音楽とオーディオ、そして美味しいものも好きな仲間と、
今回は、榛名山の麓、群馬県北群馬郡榛東村山子田2643−6‎にある
「夢や」に行ってきました。
https://plus.google.com/115087996953531844320/about?gl=jp&hl=ja 
これが通りに面したお店の全景。
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入り口に掲げてあるメニュー。 
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ピザを焼く石窯。
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しつらえのいい落ち着くレストラン内。
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美味しいピザとビーフサラダ。ピザの写真は撮るのを忘れてしまった。
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ジャズルーム。
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突き当たりの窓から見える薪は穴窯で焼き締めの陶器を焼き上げるもの。
マスターは陶芸家でもあるのです。
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マスター。 
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ブルーノート 木・金・土

音楽とオーディオを愛する仲間4人と、
入間市にあるジャズ・カフェ「ブルーノート 木・金・土」に行ってきました。
このお店は所沢市にあるウエスタンラボというオーディオショップの直営店。
モノスゴいオーディオ装置(装置機器オンチのぼくでもそれと判る)でCDとLP
のジャズを聴かせてくれる。就中、オリジナルLPの再生音はすばらしい。
唯一掛けてくれた「Quiet Kenny」で一聴瞭然だった、のだが・・
普段のメインはCDのようでブルーノートのオリジナルLPはなんと別部屋。
それらが聴けないなんてワザワザ来た甲斐なし、残念!じゃった、というより
宝が持ち腐れしているようで(言い過ぎかな)モッタイナイことこの上ない気がした。
極上の装置とオリジナルLPの出会いによってもたらされる豊潤な刻を味わいたかったね。

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弔意

長野のジャズカフェにしてライブハウスのグルーヴィー、
店主の内山さんが先月お亡くなりになった話を、
今日始めてバックドロップの唐澤さんからお聞きした。
大西順子、デューク・ジョーダン、マル・ウォルドロンなど、
大変質の高いライブをいくつも聴かせてもらった、
その思い出はいつまでも忘れないだろう。
お互いライブのチラシを置き合うことで、
親しくお付き合いしたことはなかったが、
シャイでいかにも人が良いといった笑顔が目に浮かびます。
心からご冥福をお祈りいたします。


スカイラーク SKYLARK

スカイラーク 「SKYLARK 」  揚げ雲雀(ひばり)
ジャズのスタンダードナンバー 1941年
作詞 ジョニー・マーサー
作曲 ホーギー・カーマイケル

この曲はローランド・ハナの「ドリーム」に入っているのを聴いて好きになりました。

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しかしですねえ、このすてきなスローラブバラードの曲調がどうもヒバリの、
とくにその鳴き声がもたらす印象と合致しないんですよね。

漱石はその鳴く様を「草枕」でこう書き表しています。
「せつせつと忙しく、絶え間なく鳴いている。方幾里の空気が一面に蚤に
刺されて居たたまれない様な気がする。あの鳥の鳴く音には瞬時の余裕もない。
のどかな春の日を泣き盡くし、泣きあかし、又鳴き暮らさねば気が済まんと見える」と。
蚤に刺されて・・云々はおもしろく笑ってしまいました。

でも、せつせつと恋の相手を求めて鳴く音に、
自分の気持ちを重ねた詞は分かりますね。
そう、曲は詞から生まれました。
と思いきや、マーサーはカーマイケルから曲を得て一年の後、
やっとの思いで作詞したそうです。

歌詞

Skylark, have you anything to say to me?
Won't you tell me where my love can be?
Is there a meadow in the mist
where someone's waiting to be kissed?

Skylark, have you seen a valley green with spring
where my heart can go a journeying
over the shadows and the rain
to a blossom covered lane?

And in your lonely flight
haven't you heard the music in the night,
wonderful music,
faint as a will o' the wisp, crazy as a loon,
sad as a gypsy serenading the moon.

Oh, skylark, I don't know if you can find these things
but my heart is riding on your wings.
So if you see them anywhere
won't you lead me there?

訳詞はインターネットで調べて下さいね。
そして、たくさんの演奏をユーチューブで是非聴いて下さい。
滋味溢れる親しみ深い名曲には名演も多いですよ。
jazz skylark で検索して下さい。

ローランド・ハナさんの最後になる愛弟子ジェブ・パットンが
奥さんでヴォーカリストの一恵さんと、ローランド・ハナさん
最後のライブ地、小布施「BUD」に6月14日に来て
ライブをします。皆さん是非聴きにきて下さい。
http://kazuepatton.wix.com/jazzkaz#!event/c23h3

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http://www.jebpatton.com/

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http://kazuepatton.wix.com/jazzkaz#!music-japanese/ckee

ジャズライブが終わって

今が旬という言葉がピッタリな【BIG CHTCH】の
楽しい!!!!ライブが無事終わりました。
始まりからアンコールが終わるまで、
すばらしい演奏を聴いて盛り上げてくれたお客さんと、
ミュージシャンの熱演に心から感謝です。
才能ある四人のさらなる成長と益々の活躍を
期待し祈りつつ、いつの日か再会できることを。

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楽しみなジャズライブ

《BUD JAZZ LIVE 【BIG CATCH】浜崎航with松本茜》
間近に迫ったライブはいよいよ12日木曜日。
発売されたCDを聴いて期待している方もおられるようです。
ジャズはスウィングともいわれているように、
その魅力は、演奏曲の【リズム】と【メロディ】に合わせ、
思わず身も心も揺れ弾んで聴く音楽です。
そして心に迫るジャズの音色【ブルース】
しかしCDそのままに音符をなぞった演奏はジャズではありません。
なによりもジャズがジャズと言われる所以は、
千変万化するスリリングで熱気あふれる【即興演奏】にあるのです。
今回はどんなジャズを演奏してくれるか本当に楽しみなライブです。

ウィントン・ケリーを聴きたけりゃ

ウィントン・ケリー(1931.12.2~1971.4.12)を聴きたいときは、
ズバリ「ブラックホークのマイルス・デイヴィス 1961.4.21
実録(ライブ)ものの臨場感に躍動する素晴らしいスウィング感は胸をすく。
クリーンなタッチによる歌心あふれるプレイの連続をよくぞ記録してくれました。
絶好調ノリノリのプレイにマイルスもニコニコしながら、
ソロプレイの時間をたっぷり与えているように思われてならない。
ついついボリュームは上がりライブは正にリアルタイム。
レッド・ガーランドを嚆矢にして、マイルスクインテットの、
モダンジャズクラシック最良のスタンダード最終盤の感。
ケリー生涯最高のパフォーマンスここにあり!
それにジャケットのカッコイイこと。

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