9月6日8時30分、菅平牧場の駐車場に車を停めて根子岳から四阿山へ。登山道は牧場の脇に沿ってゆるやかに延びている。歩き始めると露に濡れ陽を浴びたツリガネニンジン・リンドウ・フウロウ・ワレモコウ・マツムシソウなどが次から次と現れ出迎えてくれる。その姿・形・色合いがなんとも可憐で魅力的なので、ついつい立ち止まって眺め、見つめてはその美しさを収めようとカメラを向けたくなる。道はしばらくすると笹とダテカンバなどの木立の中に入り陽射しが遮られ、そこを抜けると開かれた場所に出る。ここから根子岳頂上まではもうすぐ。道の両側はガンコウラン・アサマブドウ・コケモモが地を這うように密集する立ち入り禁止区域になっている。そこを見渡しながら、この織りなす植生の絨毯は自然の妙なる宝物、神の領域なんだとつくづく思う。と同時に僕を含め現代人はこの風景に崇敬の念を感じないことが危惧されました。天気は台風9号の影響で朝から雲が多く、山沿いに沸き立ち上空へと広がっていく。それを見て先を急がねばと休憩時間は短くし、根子岳頂上から四阿山へと向かう。四阿山でも山頂の憩いは取りやめ、悪天候襲来の前にひたすら下山。中四阿山を経、牧場までの長い道程をとっとと下る。途中、オーバーハイキングで膝がきしみ出す始末。こなせると思ったのだが・・・ちょっと長い初コースだった。花はマツムシソウとリンドウが殊の外きれいでした。下山は3時半頃だったか、牧場の売店で無事を牛乳でカンパーイ。
マツムシソウ
リンドウ
ツリガネニンジン
ウスユキソウ
ワレモコウ
アサマブドウ
コケモモ
オヤマボクチ
白樺の葉は木漏れ日に透け新緑のよう
牧場ではアキアカネが秋を告げる飛行