連日の蒸し蒸し猛暑。夕方には雷音が響き、7時過ぎコンサートが始まると大粒の雨音が室内に聞こえてきました。昨夜は藤井さんが指導して県大会で優勝した高校のブラスバンド部員も駆けつけて来(若い人はいいですねえ、サッと階段に座ってくれる)、超満員になった会場に澄んだオーボエの音色が、暑さを忘れさせてくれるように爽やかに鳴り響きました。後半のプログラムに取り入られた《日本のうた》に入る前、藤井さんは「皆さんがよく知った日本のうたを演奏するのは怖いものがあります」と率直に打ち明け「最近やっと演奏することが出来るようになりました」そう前置きして『この道』の演奏が始まりました。オーボエとイングリッシュホルンによる日本メロディの詩情に、皆さんそれぞれの想いを胸にじっと聴き入っていました。終了後に「藤井さんの日本のうたCDが出たら欲しいので教えて下さい」この反応にはちょっとビックリ!の嬉しい声までお客様からいただきました。打ち上げではドイツビールの美味しい話に、みんなで飲みに行くぞー!とついつい盛り上がって夏の一夜は過ぎていきました。