ヨゼフ・シゲティの『ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲』
ブルーノ・ワルター指揮 ブリティッシュ交響楽団 1932年録音

これは好きな演奏です。
とてもいい演奏だと思います。
このレコードの音の善し悪しうんぬんはヤボ。
演奏がよければ良く聞こえますよ僕にはね。
実際そんなに悪くありません、いやいいくらい。

『ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲』のレコードは
きっとたくさんあると思いますが、シゲティがいいというのは
ききくらべてのことではありません。ふとした出会いで一目(一聴)惚れ。
何人かのレコードは聴いてきたと思いますがよく憶えていないのです。
もう一人といえば、フリッツ・クライスラーの1926年の演奏が
古さ点でも、演奏の質からいっても比較の対象としていいかなと思います。

聴いてみるとわかりますが二人はタイプの違った演奏家です。
スタイルというか語り口が全く違います。
役者でいうとシゲティは三船敏郎、
クライスラーは長谷川一夫ってところでしょうかね。(笑)

ワルター56歳、シゲティ40歳。

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