ジョー・パス『One for My Baby』 パブロ 2310.936
録音;1988.12.28  ハリウッド

先ずはジャケットをご覧あれ。
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いいでしょう雰囲気があって。
カウンターでグラス片手に頬杖をつきながら、
目を閉じるとブルースが聞こえてくる・・・

1. Bluesology
2. One More For My Baby (And The Road)
3. J.P. Blues
4. Poinciana
5. (I Don't Stand A) Ghost Of A Chance With You
6. I Remember You
7. Bay City Blues
8. The Song Is You


そしてメンバーの顔ぶれと録音時の年齢は。
Bass – Andy Simpkins  56歳

Drums – Tootie Heath  53歳

Guitar – Joe Pass  59歳

Piano – Gerald Wiggins  66歳

Saxophone [Tenor] – Plas Johnson 57歳


プラス・ジョンソン?はてな、聞き覚えはあるんだが・・・
そういえば、こんなアルバムがありました。
R-150-3676578-1340005553-4707
アーシーな音色でフェイクするプレイはいささか単純で、
モダンさとイマジネイションに欠けるきらいがありますが、
スウィンギーでムーディーなダンスバンド・テナーです。

しかし、二流の脇役?も役割に徹し、主役とメンバーが
よければ、そのプレイはグループのバランスを崩すことなく
聴くことができる。そうなっていることが、『One for My Baby』を
評価する大きな要素になっています。
どちらかというと地味な演奏かもしれませんが、
キャリアを重ねたベテランならではの深い味わいが、
一人一人のプレイから、バンドのサウンドから心地よく響いてきます。