オーディオ、それはやはり音楽体験から始まっています。
心を浮き立たせてくれた音楽を夢中で聴いた思い出。
時代と共に年を重ねながら、幾多の音楽を聴いてきたことか。
歌謡曲、ポピュラー、クラシック、ジャズ・・・・・様々なジャンルを楽しんできた。
そして、それらをより高音質で聴きたいと、いつの間にか思うようになっていた。
それはレコードを買い、それを聴く簡単なプレーヤーを購入したときに始まりました。
以来、高音質へのコダワリと欲求は、高まりこそすれ無くなることはなかった。
トランジスタより真空管へ、再発盤よりオリジナル盤へ、音はあくまでも無添加で抜けがよいことを目指し、そのためにウエスタン・エレクトリックの製品や部品を使うことになった。
これがオーディオの到達点になった。しかし今もこれからも、原点であるレコードへの興味は、もうしばらくは失うことなく続きそうです。と同時に、いい演奏はCDでも十二分に楽しめることも事実です。僕にとっていい音楽とは、とりもなおさず、いい演奏のなかにあるからです。