レコードの溝に入っている音楽を
最良の音で再生したい!
そのためには、どんな再生機器がいいのか?
これは未熟者の不完全な試み・・・の一端デス。

さて、レコードの再生はウマクいくととても楽しいものです。
僕のウマクとは最善最良を求める努力の結果ではなく、
とりあえず手持ちの製品を取っ替えながら、
この組み合わせが一番いいな、といった程度のものなのですが。

最近はこんな試行を簡単ですがやってみました。
さて、この2枚のレコードから最良の音を引き出すには・・・と思いながら。
「THE BUD POWELL TRIO」 ROYAL ROOST
RLP401  RLP412  共に10吋オリジナル

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これを再生するにあたって使用した機器。
①ターンテーブル「コリンズ16吋テーブル」
②アーム「オルトフォンS212」
③カートリッジa「オルトフォンSPU-Aモノ タイプC」
    カートリッジb「オルトフォンSPU-Aステレオ」
④昇圧トランス「ウエスタン618B」
⑤スピーカーa「RCAフィールドタイプ20cm+電源アルテック」
    スピーカーb「JBLランサー101」

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換えられるのはカートリッジとスピーカー。
結論からいうと、ベストだったのは次の組み合わせでした。
◎カートリッジはSPU-Aモノ タイプC。
ステレオと比べ
1.音の重心が低い。
2.高音のノイズが押さえられる。
3.音が前に出る。
4.レコードの溝幅と針の太さ合っている。
◎スピーカーはフィールド
1.音の芯が強く輪郭が崩れない。
2.中音域が充実して張りがある。
3.音の粒立ちがしっかりしている。
4.演奏に臨場感がある。
5.レコードに入っている音域とスピーカーの再生音域が合っている。
といった特質が再生音に聴かれました。

実はこれを書いたのも、上記のチョイスで「I'LL REMENBER APRIL」が鳴り出した瞬間、
思わず軽い身震いと共にちょっと鳥肌が立った!からでした。

それ以上というか、これも特筆したいのがSP音源で復刻したCDを
フィールド・スピーカーによって再生したときの音のよさ。