サッカーコンフェデ杯で日本は3連敗。
女子と共に身体力に分の悪い日本、
それを補うのは心と技そして団結力。
しかしテレビで見る限りそのいずれもが
弱く不足していたように感じた。
バドの店内会話にもそれが表れていた。
負け方がよくない悪すぎる!
ガッツが足りないのは恵まれているからだ。
などと諦めと苛立ちが聞かれた。
だがこれはなにもサッカー日本男子だけの
ことではないように思う。
追いつけ追い越せと、
十二分に経済成長を遂げた後、
そのエネルギーを使い果たし、
くたびれている日本の姿そのものじゃないだろうか。
弱った経済基盤にじゃぶじゃぶと金を注いでも、
成長先に正しい金の使い方をしなければ、
延命治療をしているだけになってしまう。
日本人は金の稼ぎ方に狂奔するが、
金の使い方となると、官民挙げて上から下まで下手くそだ。
政官が土建屋と結託し巨額の税金を投入、
莫大な量のセメントとコンクリートで、
美しい日本の国土を醜くしているのはその最たるものだ。
そのような日本人の生き方が今問われている。
親切な日本人、食は安心、社会は安定、交通は安全
にもかかわらず、世界から日本への観光客が少ないのは、
そのことを如実に物語っている。