ハイドンと云えば弦楽四重奏曲「ひばり」がポピュラーですね。
僕はハイドンの細やかな心の内を写し取ったような第二楽章の
例えようもない響きがとても好きです。
この曲をカペーはどこまでも掘り下げ、深遠な響きで演奏しています。
こういう演奏は 未知との遭遇のようで、どこからやってきたのかはかりようもなく、
生命の泉に触れたかのごとき驚きと感動に満たされます。
カペーのハイドンをもっと聴きたいのですがほかになく残念です。
僕にとって「ひばり」はハイドンの偉大さ、カペーの素晴らしさに
出会った曲でした。