フリードリヒ・グルダ
モーツァルト 「ピアノソナタK.545」
モーツァルトは当時、最高のピアニストでもあった。
その演奏は、美しい音の技術と共に、
即興演奏によって人々を魅了し人気を博した。
即興演奏の面白さを聴衆は 求め評価した時代だった。
彼が亡くなったとき、ウィンー子はモーツァルトのピアノを、
もう聴くことができないと悲嘆に暮れたという。
(そこを埋めるように現れたのがベートーヴェンだった)
ウィンー子が聴いていたモーツァルトの演奏 を
聴くすべはないが、当時の熱狂を再現できるような
音楽家が出現しないものかと、朝から夢を見てしまった。