パブロカザルス Pablo Casals、 1876年12月29日 - 1973年10月22日

カザルスによるバッハの無伴奏チェロソナタ(
1938年62歳の録音)。
これはもう名演の誉れ高いものですが、
僕は正直気持ちよく楽しんで聴いたことがありません。
巨匠に申し訳ないとは思うのですが、、、

さてと、アコーステック カザルスと題された2枚組のLP盤。
これには21の小曲が収録されて、カザルス39歳から49歳までの録音です。
音は、悪い。だが、そんなこと、どうでもといった演奏なんです。
感受性豊かな心に響く演奏が古色な音からきこえてくるから不思議です。
こうした復刻LPは中域音がしっかり出る装置でその良さがきこえてきます。
そこで、復刻レコードの再生は真空管アンプとクリスタルカートリッジで、
いつもは曽我フォンとHMV101のコンビ聴くことが多いのですが、
今回は写真の小型スピーカーで聴いたところ思いの外音がよく、
その再生能力の高さに脱帽しました。

L1011071 トリミング