つとに知られたショパンの「24の前奏曲」は、12音階長短24の調で作曲した
バッハの平均律クラビーア曲集の形式「24の前奏曲」を源にしたもので、
ショスタコーヴィチ、スクリャービン、ラフマニノフ、ドビュッシーなど、
クラシックの音楽家がバッハに倣い作曲しています。
これをジャズ・ピアニストのローランド・ハナが作曲し、
ソロとベーシストのジョージ・ムラツとのデュオで演奏。
ジャズとかクラシックといったカテゴリーを超え、
というか、そういうことにこだわらない一つの音楽作品としてとして、
ハナさんの端正な演奏を聴くことができます。
一集12曲1976年録音、二集12曲1977年録音
曲想は様々なイメージが混在、それを感じて自由に楽しむ面白さ、
それが音楽ではないでしょうか。
どちらかというと二集が好きです。
聴くたびに新しい風が吹いてきます。
23番はドラマチック。
24番は風格と品とグラマラスと。

CD盤
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