ドライバーはJBL2420、ホーンはホルンを再利用。
Mさんはこれを1930年製の(フィールドタイプスピーカー)
ジェンセンDA7につなげ、高域を補うようにと作り持ってきてくれました。
今までDA7は、1910年代から40年代のSPレコード用に録音された音源、
それをリマスターしたLPレコードないしCDと、
50年代モノラルLPのヴォーカルを中心に聴いていました。
DA7は、低域は豊かですが上は精々6000hz位までかと思われます。
これに2420をどのように合体させ高域を追加するか。
生い立ちと性格が違う2つなので難しいとは思いますが、さて。
まずはコンデンサーやコイルやトランスを入れないで、
アンプをモノラルにして右チャンをDA7、左チャンを2420に接続。
バランスボリュームで2420の音量を調整して聞いてみることにしました。
いってみれば、2420は料理の具材を引き立てる塩の役目、
楽器の音を引き立て、全体のバランスがとれ音味が良くなればしめたものです。
具体的にはホーンのボリュームを少し上げて音の出方をみる。
その結果として高域が強く出過ぎないよう、
音量バランスがホーン側に偏り腰高にならないように注意する。
これで50年代全般のモノラルLPを聴いてみることにしました。
「後日談」
お互いの良さを引き出せず、相性が合わなかったようです。
それに、シンバルがホーンに共振するので対策は必要ですね。

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