電話機用スピーカーは受話器では聞き取りにくい通話音を、
明瞭に聞き取るためのもので、電話機とセットになって使われていた。
写真左は1966年製らしく、右は760A 6-72とあるので72年6月製だと思われます。
日本機械学会誌 2007. 9 Vol. 110 No.1066の記事を参照。
『スピーカの原点は,1876 年のアレクサンダー・ベル による電話の発明である.電流で音声を伝達する方法を用 いていたため,電話の内部には電流を空気の振動に変換す るしくみが必要だったのである.ここから発展し,1800 年代後半には欧米でマグネチック方式のスピーカが生ま れ,日本でも 1920 年代に入ってからスピーカの生産が 始まった.そして 1937 年,現在のスピーカの基本とな るダイナミック方式が開発され,以後幅広い音域の再生, スピーカ全体の小型化などの時代のニーズに合わせて改良 されていくのである。』
これによると、受話器に組み込める小型高性能のダイナミックスピーカーができる以前、
1937年以降から使われ始めていたことになります。それ以前はマグネチックでしたから。
こんなものに現を抜かし何がおもしろいと言われるかもしれませんが、
これがどうして前回同様、SPの復刻CDの再生に適した音で相性の良さを感じます。
ただし、あくまでも電話音声用ですから音量を大きくすると割れてしまいます。
HMVのニッパーのようにスピーカー近くで耳を傾けるようにして聴くと良いでしょう。
760は1900年から1930年代までの音で特にヴァイオリンと、
106はピアノとの相性が好い感じです。
実物でナーンダこんな音かと思うかもしれませんが、遊びです(笑)。
明瞭に聞き取るためのもので、電話機とセットになって使われていた。
写真左は1966年製らしく、右は760A 6-72とあるので72年6月製だと思われます。
日本機械学会誌 2007. 9 Vol. 110 No.1066の記事を参照。
『スピーカの原点は,1876 年のアレクサンダー・ベル による電話の発明である.電流で音声を伝達する方法を用 いていたため,電話の内部には電流を空気の振動に変換す るしくみが必要だったのである.ここから発展し,1800 年代後半には欧米でマグネチック方式のスピーカが生ま れ,日本でも 1920 年代に入ってからスピーカの生産が 始まった.そして 1937 年,現在のスピーカの基本とな るダイナミック方式が開発され,以後幅広い音域の再生, スピーカ全体の小型化などの時代のニーズに合わせて改良 されていくのである。』
これによると、受話器に組み込める小型高性能のダイナミックスピーカーができる以前、
1937年以降から使われ始めていたことになります。それ以前はマグネチックでしたから。
こんなものに現を抜かし何がおもしろいと言われるかもしれませんが、
これがどうして前回同様、SPの復刻CDの再生に適した音で相性の良さを感じます。
ただし、あくまでも電話音声用ですから音量を大きくすると割れてしまいます。
HMVのニッパーのようにスピーカー近くで耳を傾けるようにして聴くと良いでしょう。
760は1900年から1930年代までの音で特にヴァイオリンと、
106はピアノとの相性が好い感じです。
実物でナーンダこんな音かと思うかもしれませんが、遊びです(笑)。