Larissa Dedova(ラリッサ・デドーワ1951~)はロシアの女性ピアニスト。
印象を一言で表せば、天賦の音楽的才能という自分の運命を見事な花にした芸術家。
とでも言いたくなる素晴らしいピアニストです。
佐藤泰一著「ロシア・ピアニズムの系譜」で初めて知りました。
そこに、[ラリサ・デドーワの名を知るファンは相当な通と言えよう。
しかし、彼女こそ、将来のモスクワ音楽院を背負ってたつ女流だと
確信できそうな気がする。
師のエフゲニー・マリーニンは「デドーワは驚嘆すべき天性のピアニズムを有している。
豊潤な音声の色調と巧妙な振幅の取り方のなんと見事なことか」と語っている。]
デドーワが弾くドビュッシーを聴くと
音符が記号から解き放され自由を得、喜んで飛び まわり、
音楽に生命が宿っているように感じます。
今のところ、僕が思うドビュッシー演奏の3羽烏。
コルトーは、何も足さない何も引かない骨格のしっかりした品あり味わい深い演奏。
ギーゼキングは、躍動感が素晴らしい。
そしてデドーワは、ファンタスティックで透明感があります。
三者三様、ポピュラーにならないところがいい。
印象を一言で表せば、天賦の音楽的才能という自分の運命を見事な花にした芸術家。
とでも言いたくなる素晴らしいピアニストです。
佐藤泰一著「ロシア・ピアニズムの系譜」で初めて知りました。
そこに、[ラリサ・デドーワの名を知るファンは相当な通と言えよう。
しかし、彼女こそ、将来のモスクワ音楽院を背負ってたつ女流だと
確信できそうな気がする。
師のエフゲニー・マリーニンは「デドーワは驚嘆すべき天性のピアニズムを有している。
豊潤な音声の色調と巧妙な振幅の取り方のなんと見事なことか」と語っている。]
デドーワが弾くドビュッシーを聴くと
音符が記号から解き放され自由を得、喜んで飛び まわり、
音楽に生命が宿っているように感じます。
今のところ、僕が思うドビュッシー演奏の3羽烏。
コルトーは、何も足さない何も引かない骨格のしっかりした品あり味わい深い演奏。
ギーゼキングは、躍動感が素晴らしい。
そしてデドーワは、ファンタスティックで透明感があります。
三者三様、ポピュラーにならないところがいい。