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何であれ、自分にとって良いなあと思えるものに出会える事は喜びです。
大げさに言えばそれは生きることに意味があると言うことです。
生きることを肯定する、生きることに希望があると言ってもいいです。

自分にとって良い音楽を聴くと言う事は、気晴らしや慰めも含めて憩いのひとです。
それが音楽を聴く喜びだと思うのです。
今日はバド・パウエルを聴きながらそんなことを考えていました。

このアルバムにはバド・パウエルのジャズが凝縮しています。
この演奏は僕にとって本物のジャズであり、本物の音楽です。

もしジャズとは何かと問われれば、モーツァルト、ベートーベン、ショパンの
“作曲したの音楽”がクラッシックと呼ばれているように、
ルイ・アームストロング、デューク・エリントン、チャーリー・パーカー、
マイルス・デイヴィスの
“演奏した音楽”がジャズと呼ばれているということなのだと思います。