オーディオの真善美は、水源の澄み切った雑味にない水の味。
クルクル回るレコード盤こそ再生音楽の水源で、
ここに録されている音が汚染されていては瑞々しい音楽は流れ出ない。
オーディオはただ入っている音を忠実に再生するのみで、
そこに何かプラスマイナスがあれば、優れた装置ほど少なくなるだけで、
汚染を濾過することはできないと思います。
要はレコード盤次第なのですが、再生の忠実度でオーディオの優劣が判ります。
そんなことを、オーディオの先達である池田圭さんは、音の良しあしは、
作りを極めた自作の装置より前にレコードにありと喝破したのでした。

音の出方鳴り方は装置が異なれば違って聞こえるのは当たり前で、
装置の個性はあくまでも音源との相性が適していることが大事です。
何が最適かは、俳優の個性を引き立たせる衣装を選択するように、
音源に着せるカートリッジ、アンプ、スピーカーといったトータルファッションを、
バランスよく最適化することで、演奏や曲の個性が引き立つのだと思います。
しかしながら、レコードごとに衣装を替えるのはできない相談です。
なので実際は、気に入った装置に合うであろう好きな盤を選び、
その中でも素晴らしい盤をお宝にするなんていう遊び事をしています。

ということで、今日は40,50年代の録音に適しているスピーカーで、
気に入っているレコードを数枚再生してみた中から、
これは素晴らしいと思う3枚をとりあえずお宝に選んでみました(笑)。
IMG_3886

IMG_3887

IMG_3891

IMG_3892

IMG_3881

IMG_3882

恥ずかしい稚説駄文はここまでにし、素晴らしい演奏録音盤を発見次第、
迷説交えず紹介していきたいと思います。これとて主観中心ですが、
味と音はそれでいいのです。自分で聞き味わってこそのものだから。