レコードに針を落とす、CDのプレイボタンを押す。
演奏が始まります。
演奏はこちらに届いているでしょうか、向こうで鳴っているだけでしょうか。
人は瞬間的にそのことを聴き分けているものです。
届いていれば耳を傾け聴き入ります。
人の心に響いてこないものは聞いているだけムダです。
良いと思わないものに付き合うのはムイミです。
我彼の好みが違いのは当たり前ですから、
いくら自分が良くても、それを強調するのは鼻持ちなりませんね。
僕は音楽とこうして向き合っています。

オーディオのサウンドはその人のサウンドカラー。
経験が長いとサウンドカラーもハッキリしてきます。
それは自分では気がつかなくとも、人には其れと知れるもの。
連れ添っている機材と持っているレコードから出る音が語っていますから。

最後はレコードの音ですね。
この演奏のこの音が好きなんだよ。
そう言って聴いている人は幸せです。