主装置は1950年代中心のモノラルジャズレコードを聴く真空管アンプ。
ステレオレコードもモノラル針で聞いてきました。
スピーカーは38cmウーファーとドライバーの2way。
ずっとこれで聴いてきたけど、もう少しこぢんまりとしたもので聴きたい。
そしてステレオレコードはステレオ針でちゃんと再生して聴きたい。
そう思って、サンスイのアンプマイスターにX1と9500のリファインをお願いしました。
両方ともサンスイが70年代に作った主力の傑作機です。
新しく発売当初のスペックが蘇っただけでなく、
より高忠実度再生すべく、まさにリファイン(改良)されました。
高忠実度(ハイファイ)とは、レコードに入った録音の良し悪しを、
ありのままにいかに出し切るかといった技術。

ある程度の経験とオーディオ装置を持っている人であれば、
レコードの音質がどの程度のものか判断できます。
同じレコードを聞いても、装置によって出てくる音質に違いは出ますが、
ほぼ過不足なくレコードの音がバランス良く聞こえれば、
そのオーディオはハイファイとして合格点に達しているとします。

リファインされたX1と9500は過不足ない高忠実度再生をするアンプとして、
制作されたレコードの音質を遺憾無く聞き取ることができ、
安心して演奏が聴ける音に仕上がっています。
僕のような電気に疎い音楽ファンにとって、
信頼できるアンプマイスターは、ただ感謝の一言あるのみです。

演奏にはこういう音を出したいという演奏家の感性があります。
それを伝えてくれるのがハイファイオーディオです。