オーディオをやっている人は好奇心があふれていますね。
知らないということはガマン出来なくユルサレナイ。
例えばです、真空管一本差し替えてみたらどうなるか?
こうしたカダイを次々にワレに与えて試してみる。
その結果を仲間同士で情報交換し、褒められ自負と反省が交錯します。
この一連が楽しくて仕方がないのです。
今の環境の向こうに在る違う環境への好奇心冒険心。
これなしに新しい発見がはありませんからね。
そのためには高度な知識と技術によって作られた機材が不可欠です。
人間はあらゆる活動分野で好奇心を発揮してその領域を拡げて来たわけですね。
オーディオもその一分野として、文明と文化の落とし子といえます。
そこには自分なりの知見と認識を発見する喜び楽しみあります。

ところで、オーディオの原資は録音された音楽ですから、
量的にも質的にも重要で大切にしたいと思っています。
僕が興味があって集めているLPやCDは、その多くのほとんどは50年以上の前の録音で、
100年ぐらい前の録音もたくさんあります。

音楽は精神的なものですし、時代の空気精神を吸い込んでいます。
現代は物質文明の豊かさにあふれていますが、
精神的な豊かさからは遠ざかっています。
ですのでライブは別として、今の録音はほとんど聴きません。

100年も前の録音が酔狂で喜ばれるているわけではありません。
人類の音楽文化の宝として伝わっているのです。
僕はその宝探しに余念がありません。
宝ってなに?と、思うでしょ。
僕にとって宝はエヴァーグリーンです。
フルキヲタズネテ エヴァーグリーンを聴きます。
音楽の泉は生命の泉。